東海自然歩道の旅の記録(CMC山行記録)

東海自然歩道が作られてから、すでに20年以上もたちます。汗を流して登る山とは、また違った面白味があるように思います。当然、登山の領域を通っている部分もありますが、そのほとんどは歴史の道、素朴な山村田園を歩く道です。
また、歩き始めて気が付いたのですが、2万5千分の1の地図と地形を見比べて道標を見つけ出す、知的なゲームのような側面もあります。
職場の山グループCMC(Climb Mountain Club)の山行の一つとして歩き始めましたが、行く先々で、同じようにこの自然歩道を歩き通している人に多く出会います。
いずれは全線踏破したいと考えていますが・・・・・・・

<<参考とした資料>>
・東海自然歩道日帰りハイキング 1〜3 (山と渓谷社) 武村岳男 ・ふれあいウォーク東海自然歩道東海版 (風媒社) 宇佐美イワオ
・213万歩の旅 (小学館) シェルパ斉藤
・登山ハイキング地図東海自然歩道 (日地出版)
・2万5千地図 (国土地理院) ・国土地理院地形図閲覧サービス(試験公開中)

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歩いた日と天候
歩いた人と歩いた区間
  ・歩道と標識整備の度合
  ・自然歩道としての面白さ
  ・山としての面白さ
ひ と こ と
2005.6.5
(日)晴
摂津峡コース
  • コース≪05E≫
  • 5名
  • ≪04H≫→(JR茨木駅)=忍頂寺−竜王山−車作大橋−竜仙滝−萩谷−摂津峡−原立石=JR高槻駅→≪05B≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 行きのバスからハイキング客で満員だった。交通の便も良く、大阪方面の手頃なハイキングエリアのようだ。歩き出してからも何人かのハイカーに出会った。
  • 500mそこそこの竜王山も頂上に展望台があって、摂津一面が見渡せて気持ちの良い所だった。
  • しかし、前日雨が降ったにもかかわらず摂津峡は水が少なく、期待はずれだった。
  • ルート終盤の運動公園では、女子サッカーのLリーグが行われていて少し観戦してきた。面白かった。
2005.4.30
(土)曇
比叡山コース
  • コース≪05D≫
  • 5名
  • ≪05C≫→(京都)大原バス停−大長瀬町−仰木峠−横川中堂−釈迦堂−にない堂−根本中堂−ケーブル延暦寺駅−阿弥陀堂−ロープウェイ比叡山頂駅→≪04G≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • 観光地と観光地を結ぶルート。仰木峠まではあまり人がいなかったが、比叡山に近づくにつれ多くの人が歩いていた。
  • 非常に山深いルートである。特に比叡山はふところが深い。山としても十分楽しめるエリアである。
  • しかし、ドライブウェイ沿いの尾根道は車の音がうるさく若干興ざめである。
  • 比叡山は拝観料が必要だが、東海自然歩道を通過する人にはそのことをゲートで申告すれば料金は必要ない。
2005.4.17
(土)快晴
薬王坂コース
  • コース≪05C≫
  • 6名
  • ≪05A≫→(京都)鞍馬駅−静原町−江文峠−寂光院−大原−三千院=京都→≪05D≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆
  • 観光地ではある。
  • 鞍馬山から静原−江文峠のあたりはちょっとした山歩きである。
  • しかし、寂光院〜三千院は観光地、寂光院は本堂の工事中で参拝客も少なかったが、三千院はさすがに人がいた。桜が満開であった。
2005.3.26
(土)晴時々曇り
ポンポン山コース
  • コース≪05B≫
  • 5名
  • ≪05E≫→(大阪)JR高槻駅=上の口−神峰山寺−本山寺−ポンポン山−金蔵寺−南春日町→≪04I≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 大阪高槻と京都の境の山で、寺社仏閣も豊富で歴史もあり、低山の登山対象としては最適の地域である。
  • この日もかなり大勢の人が登っていた。ポンポン山頂上では丁度昼時で、20人以上の人が昼食を摂っていた。
  • 関西でも大変好まれる登山対象であるような印象を受けた。
  • この日は前日に降った雪が少し残っていて肌寒い日であったが、展望もすばらしく、天候にも恵まれて大変楽しめた自然歩道であった。
2005.1.9
(日)一時雪
西賀茂コース
  • コース≪05A≫
  • 5名
  • ≪04K≫→(京都)JR京都駅=大宮関町−鴨川−夜泣峠−二ノ瀬−鞍馬寺−貴船神社→≪05C≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆
  • 夜泣峠あたりは地元のハイーカーとも良くすれ違った。手頃なハイキングコースとなっているらしい。自然豊かな地域である。
  • ニノ瀬から鞍馬寺までは狭い舗装道路で車も多い。ちょっといやになる。
  • 鞍馬山周辺は保護されているだけあって自然度豊かな地域である。本来はもっとのんびりと行くところかも知れない。
  • 東海自然歩道からは少し外れるが奥の院から貴船神社まで足を伸ばしてきた。このあたりもハイカーの格好のフィールドらしい。良いところであった。
2004.12.19
(日)曇
菩提道コース
  • コース≪04K≫
  • 5名
  • ≪04J≫→(京都)JR京都駅=栂尾−菩提道口−上ノ水峠−光悦寺−源光庵−常照寺−尺八池→≪05A≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆
  • 山の度合☆
  • ガイドブックにも書いてあったが栂尾〜中川トンネルまでは自然歩道とは名ばかり、歩道もなく車の往来の激しい道を歩くのは苦痛である。
  • 菩提道は自然豊かではあるが北山杉以外にこれといった見所はない。
  • すぐに市街地に出てしまって昼食をとる場所に困った。結局児童交通公園で弁当を広げることとした。
  • 帰り道ついでに金閣寺へ寄ってきた。
2004.11.13
(土)曇一時小雨
清滝川コース
  • コース≪04J≫
  • 5名
  • ≪04I≫→(京都)JR嵯峨嵐山駅=鳥居本−落合橋−清滝−神護寺−西明寺−高山寺=JR京都駅→≪04K≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆
  • 京都嵯峨野から保津川、清滝川沿いに歩くコース。
  • ほとんど高低差のないルートで屈指の渓谷美が楽しめ、人気も高くお勧めのルートである。この日も大変多くの人が歩いていた。
  • しかし観光ルートであり、ちょうど紅葉の季節でもあって周辺のお寺は大変多くの観光客が押し寄せていた。当初は菩提道入口まで足を伸ばす予定だったがお寺めぐりに時間がかかり栂尾で切り上げることとした。
2004.11.3
(祝)晴
大原野コース
  • コース≪04I≫
  • 5名
  • ≪05B≫→(京都)JR向日駅−阪急東向日駅=南春日町−大原野神社−勝持寺−沓掛−西芳寺−松尾大社−渡月橋−天竜寺−亀山公園−常寂光寺−落柿舎−二尊院−祗王寺−化野念仏時=JR京都駅→≪04J≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆
  • 山の度合☆
  • 今回のルートはまったくの観光ルート。
  • 観光ルートと言っても、京都嵯峨野の神社仏閣を巡るルートで大変おもむきのあるところではある。
  • しかし今、新撰組でブームの京都、しかも晴天の祝日でどこへ行っても大変な人出であった。
  • 途中のルートも宅地開発などで標識も分かりにくく、歩きにくいしルートも分かりにくい。
  • 特に塚原町で、とんでもないところに設置してある標識があった。
2004.9.12
(日)曇
箕面公園コース
  • コース≪04H≫
  • 6名
  • 始点→(大阪)阪急箕面駅=ビジターセンター−政の茶屋−開成皇子墓−北摂霊園−林道出合−忍頂寺=JR茨木駅→≪05E≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • 記念すべき東海自然歩道の西の始点。
  • さすがに国定公園明治の森箕面公園、自然度抜群。
  • 標識もかなり多い。ただし東海自然歩道の柱の標識のみでどこどこまで何分などの表示はほとんど無い。
  • また、開成皇子の墓の少し後に清水谷霊園への新しい標識が標識があり東海自然歩道とそっくりなためうっかりそちらへ歩いてしまった。
  • 山と渓谷社のガイドブックには林道終点からショートカットと称して舗装道路を紹介しているが筆者はおそらく正規のルートを歩いていない様子である。林道終点から忍頂寺までは2時間程度の時間が掛かるので要注意である。
2004.6.13
(日)晴
近江路コース
  • コース≪04G≫
  • 6名
  • ≪05D≫→(滋賀)京阪坂本−比叡山ケーブル延暦寺−明王堂−夢見が丘−近江神宮−三井寺→≪04B≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • 自然歩道としては最適なルート。
  • この日もいくつかのパーティーが比叡山を目指して登っていた。比叡山はうらやましいくらいに大きな山である。
  • しかし、大津側に降りて京阪バイパスのあたりから???のルートとなる。
  • 山渓のガイドブックにはこのパイパスは載っていない。このバイパスはここ数年のうちに出来たらしい。このパイパスの前後から東海自然歩道の標識は無くなる。変わって出てくるのが大津市の「自然の道、歴史の道」標識である。結局東海自然歩道と同じルートらしいが非常に紛らわしい。大津市の見識を疑う。四苦八苦して三井寺までたどり着いた。
2004.5.5
(祝)曇
余野公園コース
  • コース≪04E≫
  • 7名
  • ≪04D≫→(滋賀)JR甲賀駅−伊勢廻寺−柏ノ木−余野公園−南北ルート分岐−JR柘植駅→≪00H≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆
  • 前回伊勢廻寺〜甲賀駅間はタクシーを使ったが、今回は歩くこととした。
  • 自然歩道の本線では無いところまでキチンと標識が整備してあって歩きやすい。全般にこのあたりの自然歩道の標識の整備は丁寧で親切である。役場の管理が行き届いているようだ。
  • 今回のルートは少々短い。しかし余野公園はツツジの名所、この時期堪能した。
2004.4.29
(祝)晴
甲南コース
  • コース≪04D≫
  • 8名
  • ≪04A≫→(滋賀)紫香楽宮跡−隼人橋−新田−岩尾池−上磯尾−伊勢廻寺=JR甲賀駅→≪04E≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • 25000図を見ていたら、東海自然歩道がはっきりせず歩きにくいかと思っていたが現地に行ったら標識はかなり丁寧に設置してありすごく分かり易いルートであった。
  • 一部舗装道路もあったが、全体に自然歩道らしい道で、天気も良く満足のいくルートであった。
  • 特に途中の明王時などは良く整備してあり気持ちの良い休憩場所であった。
2004.4.11
(日)晴
太神山コース
  • コース≪04C≫
  • 6名
  • ≪04B≫→(京都)JR石山駅=南郷洗堰−鉱物博物館−迎え不動−太神山−三筋の滝−田代=信楽駅→≪04A≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • 南郷洗堰周辺には東海自然歩道の標識は見当たらなかった。
  • 太神山(タナカミヤマ)は日帰り登山の手頃な人気エリアらしくて、この日も大勢の人が登っていた。
  • しかも頂上はまったく展望の利かないところであるが、この日も団体を含め、50人くらいは頂上直下の不動寺境内で昼食を取っていた。
  • しかし、東海自然歩道としての前後のアプローチは車の通る歩道の無い道路で最悪である。
2004.3.21
(日)晴
音羽山コース
  • コース≪04B≫
  • 5名
  • ≪04G≫→(京都)京阪三井寺駅−逢坂歩道橋−音羽山−国分−京阪石山寺−南郷洗堰→≪03N≫≪04C≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 取り付きから道に迷ってしまった。ガイドブックどおり長等公園から山道に入ったが、いきなりT字路で足元注意の標識だけ。地図にも無くガイドブックにも無く、山道らしき方向へ右折したがしばらく行ったところで地元の人から「この道は追分への道、良く間違ってくる人がいる」と教えられて引き返した。結局左折が正解。もう少し丁寧な標識にならないものか。
  • しかしこのルートは久々の自然歩道らしい道で、手頃な日帰りハイキングの道。音羽山付近では沢山の登山者に出会った。
  • 自然度、景観度も抜群。頂上からの琵琶湖の眺めはなかなかのもの。久々のお勧めのルートである。2ヶ月ぶりの東海自然歩道であるが大変満足した。
2004.1.11
(土)曇雪ちらつく
信楽コース
  • コース≪04A≫
  • 7名
  • ≪04C≫→(滋賀)信楽駅=田代−林道分岐−黄瀬−紫香楽宮跡−紫香楽宮跡駅−雲井駅→≪04D≫
  • 標識整備☆
  • 自然歩道☆☆
  • 山の度合☆
  • 信楽駅は有名な狸の置物が出迎えてくれる。しかも、信楽駅からは懐かしいボンネットバスである。
  • しかしこの他に、このルートは見るべきものが無い。終着点の紫香楽宮跡は一見の価値はあると思うが、途中のルートは車こそ少ないものの2/3が舗装道路で、休憩する場所が無く昼食の場所にも困るところであった。
  • しかも、終点の紫香楽宮跡から駅は新興住宅団地が出来ていて東海自然歩道の標識も途切れている。
  • 信楽鉄道の事故の慰霊碑を探したが駅の看板にも明確な表示は無く、結局見つからず雲井駅まで歩いてしまった。

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