東海自然歩道の旅の記録(CMC山行記録)

東海自然歩道が作られてから、すでに20年以上もたちます。汗を流して登る山とは、また違った面白味があるように思います。当然、登山の領域を通っている部分もありますが、そのほとんどは歴史の道、素朴な山村田園を歩く道です。
また、歩き始めて気が付いたのですが、2万5千分の1の地図と地形を見比べて道標を見つけ出す、知的なゲームのような側面もあります。
職場の山グループCMC(Climb Mountain Club)の山行の一つとして歩き始めましたが、行く先々で、同じようにこの自然歩道を歩き通している人に多く出会います。
いずれは全線踏破したいと考えていますが・・・・・・・

<<参考とした資料>>
・東海自然歩道日帰りハイキング 1〜3 (山と渓谷社) 武村岳男 ・ふれあいウォーク東海自然歩道東海版 (風媒社) 宇佐美イワオ
・213万歩の旅 (小学館) シェルパ斉藤
・登山ハイキング地図東海自然歩道 (日地出版)
・2万5千地図 (国土地理院) ・国土地理院地形図閲覧サービス(試験公開中)

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歩いた日と天候
歩いた人と歩いた区間
  ・歩道と標識整備の度合
  ・自然歩道としての面白さ
  ・山としての面白さ
ひ と こ と
2003.12.14
(土)晴
鷲峰山コース
  • コース≪03O≫
  • 4名
  • ≪03K≫→(京都)宇治駅=郷之口−御栗栖神社−鎌播磨・地福谷入口−白谷林道分岐−大道寺登山道分岐−金胎寺・鷲峰山頂上−原山=加茂駅→≪03M≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • 郷之口から鷲峰山までは車の通る舗装道路。何も面白くない。
  • しかし、鷲峰山周辺はさすが修験の山とあって山歩きする人も結構いた。鷲峰山周辺はいろいろなルートがある様子。
  • 山渓のガイドブックによれば、多宝塔のところが鷲峰山の頂上と記載があるがこれは間違い。もうひとつ上に頂上がある。このあたりになると山渓のガイドブックの信頼性が落ちるようだ。
  • 頂上からは琵琶湖が見える。
2003.11.22
(土)曇一時小雨
西笠取コース
  • コース≪03N≫
  • 5名
  • ●→(京都)京阪石山寺−石山寺−岩間寺−清滝宮−西笠取−炭山−仏徳山−宇治上神社−JR宇治→≪03K≫
  • 標識整備☆
  • 自然歩道☆
  • 山の度合☆
  • ガイドブックには「歩くには適さない区間」「タクシーに乗ったほうが良い」とある。事実ほとんどの区間かなり車の往来の激しい舗装道路である。
  • しかし、岩間寺付近では何組かのハイキングのパーティーにであった。紅葉見物の人気コースであるらしい。
  • 今年の紅葉は天候不順で全国的にあまり良くないが、この地域はもみじが多くそれなりに紅葉を楽しめた。
  • 自然環境は抜群であるのに、車と観光客ばかりに眼が向いていて、自然歩道としての管理はまったくされていない。山間に入るとゴミだらけである。
2003.11.2
(土)曇のち小雨
のち晴
童仙房コース
  • コース≪03M≫
  • 5名
  • ≪03O≫→(京都)加茂駅=原山−尾根最上部−童仙房小学校−磨涯仏入口−月ヶ瀬駅→≪03F≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • 茶畑をあるく道。開拓集落の中を歩く道のため結構なアップダウンがある。
  • しかし、ほとんどが舗装道路であり少々疲れた。
  • 表題の山渓のガイドブックに誤記がある。山渓のガイドブックには国道163号線に出た後、そのまま国道を月ヶ瀬駅まで歩くように解説されているが、実際は国道を横断して、関西本線のトンネルの上を越え線路の南側の集落の中を月ヶ瀬駅まで歩くルートとなっている。かなり遠回りで帰りの列車に遅れそうになって慌てた。注意が必要である。
2003.10.18
(土)晴
小津川コース
  • コース≪03L≫
  • 2名
  • ●→(岐阜)近鉄揖斐駅=東津久見−小津渓谷−小津橋−下辻峠−上神原−横蔵寺=近鉄揖斐駅→≪98B≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • CMC定例外
  • 東津久見から小津橋までは舗装道路、しかも狭い道にもかかわらずダンプカーが頻繁に通って怖い。少々閉口した。
  • 小津橋からは少し舗装道路もあるが静かな山旅を満喫できる。
  • しかし、人があまり通らないためか道は所々かなり荒れている。
  • また、標識も古く数も少ない。
2003.9.15
(祝)晴
天ヶ瀬
  • コース≪03K≫
  • 8名
  • ≪03N≫→(京都)JR宇治駅−平等院−宇治上神社−興聖寺−天ヶ瀬橋−白山神社−くつわ池−郷の口=JR宇治駅→≪03O≫
  • 標識整備☆
  • 自然歩道☆
  • 山の度合☆
  • 標識がほとんどない。あっても草に隠れている。
  • 京都府の東海自然歩道に対する取り組みはかなり消極的と思われる。
  • 今回のルートは平等院周辺以外は、ほとんど歩道が分離されていない交通量の多い車道を歩いた。どこが「自然歩道」なのか。「非自然車道」ではないのか。
  • 車やトラックにヒヤヒヤしながら歩くのは辛いので、くつわ池からは、ガイドブックの薦めにしたがって、宇治川岸の道路へ迂回した。
  • 宇治川の川原では釣りやバーベキューを一杯やっている微笑ましい光景があるだけに、京都府の取り組みは残念である。
2003.6.8
(日)晴
柳生街道U
  • コース≪03J≫
  • 6名
  • ≪03G≫→(奈良)JR奈良駅=大柳生−塔坂−円成寺−石切峠(茶屋)−地獄谷−首切地蔵−寝仏−白毫寺−志賀直哉旧宅−春日大社−猿沢の池−近鉄奈良駅→≪01H≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • テレビドラマの影響もあって大ブームの地域
  • この日も大勢の人とすれ違った。しかも旅行社の80人位の団体にぶつかって往生した。
  • 石切峠茶屋などは、時代劇に出てきそうなところ。宮本武蔵も立ち寄ったのだろうかと想像が膨らむ。
  • 付近には石仏などが多く、見どころ一杯。
2003.05.25
(日)曇り
奥三河コース
  • コース≪03I≫
  • 7名
  • ≪03H≫→(愛知)JR三河大野駅−睦平−阿寺の七滝−巣山−県境−黒滝休憩舎−熊=遠鉄西鹿島→●
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • ついに愛知県から静岡県へ県境を越えた。思えば遠くまで来たものだ。
  • 天竜周辺は自然度豊かな地域。でも半分くらいは舗装道路、車は少ないが少々うんざりする。
2003.05.24
(土)晴
鳳来寺山コース
  • コース≪03H≫
  • 8名
  • ●→(愛知)JR本長篠駅=鳳来寺バス停−石段−鳳来寺山−鷹打場−東照宮−湯谷峠−大野−JR三河大野駅→≪03I≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 登山の対象としても、信仰の対象としても、行楽地としても人気のエリア。
  • この日も色々な人が大勢歩いていた。久しぶりに高度感ある行程で天候も良く満足の1日であった。
2003.05.04
(日)晴
木津川コース
笠置山コース
柳生街道T
  • コース≪03G≫
  • 6名
  • ≪03F≫→(京都)JR大河原駅−恋志谷神社−布目川発電所−笠置寺−柳生藩家老屋敷−芳徳寺−柳生家墓地−一刀石−大柳生−バス停=近鉄奈良駅→≪01H≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • 笠置のあたりは河原でのキャンプのテントですごく賑わっていた。 笠置山へ登る人も大勢いた。山頂は笠置寺の境内になっていて拝観料がいる。
  • 柳生はテレビドラマの影響で、ここもすごい人出だった。でも、なかなか歴史を感じる良いところだ。ここも大勢の人が柳生街道を歩いていた。
2003.03.29
(土)晴
木津川コース(一部)
  • コース≪03F≫
  • 7名
  • ≪03M≫→(奈良県)月ヶ瀬梅林散策=JR月ヶ瀬駅−高山ダム−恋志谷神社−JR大河原駅→≪03G≫
  • 標識整備☆
  • 自然歩道☆
  • 山の度合☆
  • 近くだからと観光地月ヶ瀬梅林をルートに加えた。梅のシーズン最後であったが、まずまず賑わっていた。
  • 月ヶ瀬梅林からバスでJR月ヶ瀬まで移動、本来のルートを大河原まで歩いた。
  • しかし自然歩道とは名ばかり、歩道の無い舗装道路を、車を気にしながら歩くルート。
2003.03.23
(日)曇り
田代池コース
  • コース≪03E≫
  • 8名
  • ≪02D≫→(三重県)近鉄上野市=大橋−新大仏寺−田代池−霊山−名阪国道−JR柘植→≪00H≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 取っ掛かり、標識は新大仏寺を経由していない。裏側から新大仏寺へ行くために、急な山を越える事になった。
  • 霊山は766mであるが、さすが1等三角点、素晴らしい展望である。手軽なハイキングルートとして登られているようで、この日も数組のパーティーとであった。
2003.03.09
(日)曇後晴終日雪
布引峠コース
  • コース≪03D≫
  • 5名
  • ≪02C≫→(三重県)JR家城=メナード青山−大原橋−青山高原保健休養地−歩道橋−金鉄西青山駅→≪02D≫
  • 標識整備☆
  • 自然歩道☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • すごく寒い日であった。出かける時はそうでは無かったが現地では雪、多いところでは5センチくらいの積雪であった。普通の靴を履いていったためつま先を濡らす結果となった。
  • さすが青山高原に続く高原の道で自然度も割合あり、展望も比較的良いが、ほとんどは舗装道路の一本道、ガイドブックにも行程を消化するだけのルートとあるが本当にそのとおりであった。ほとんど一本道のため道標もあまり無く、最後の別荘地の中でちょっと道に迷った。
2003.03.02
(日)曇りのち晴
鳥見山コース
  • コース≪03C≫
  • 2名
  • ≪03B≫→(奈良県)近鉄長谷寺−長谷寺−初瀬ダムまほろば湖−高束城跡−鳥見山公園−青龍寺−榛原駅→≪02A≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • CMC定例外
  • 舗装道路の多いルートであるが、まほろば湖〜高束城跡〜鳥見山公園のあたりはかなり登りで自然度豊かなところ。特に鳥見山公園辺りはハイキングする多くの人に会った。
  • 本当は高束城跡あたりで昼食の予定が、比較的早く進んだため、鳥見山公園で昼食、そのまま榛原駅まで降りるのがもったいないので、青龍寺まで足を伸ばした。
2003.01.18
(土)一時小雨
のち曇り
山辺の道U(一部)
長谷寺コース
  • コース≪03B≫
  • 2名
  • ≪01I≫→近鉄桜井駅=相撲神社口−穴師−大神神社−海拓榴市跡−長谷寺−近鉄長谷寺駅→≪03C≫
  • 標識整備☆☆☆
  • 自然歩道☆☆
  • 山の度合☆
  • CMC定例外
  • 奈良から続く山辺の道は、さすがに歴史がありみどころ一杯。天気が悪いのにもかかわらずこの日もかなりの人が歩いていた。
  • 反面、桜井から長谷寺までの道は、車の幹線道路であり、歩道が分離していない道を大型ダンプを避けながら歩く最悪の道。せめてガードレールくらい欲しい。
  • また、桜井周辺は近畿自然歩道の標識も混在しており、うっかり違った方向へあるいてしまった。統一的な標識にならないものか。
2003.01.11
(土)晴
中仙道U
  • コース≪03A≫
  • 2名
  • ≪95A≫→(岐阜県)JR釜戸駅=大湫宿−尻冷やし地蔵−順礼水−権現山一里塚−権現山往復−樫の木坂−深萱立場−紅坂一里塚−四谷−槙ガ根−野井=恵那駅→≪99C≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆
  • CMC定例外
  • 旧中山道を歩くコース。歴史的にも歩きがいのあるコース。
  • 中山道13峠と言われるだけあって適度にアップダウンがあり、なかなか楽しめる。道や休憩所などの整備も行き届いている。
  • 先日の降雪で日陰や山間にかなりの残雪があった。それでもこの日何人か歩いている人に出会った。人気のコースである。
2002.5.5
(日)晴
奥香落コース
  • コース≪02E≫
  • 9名
  • ≪02A≫→(奈良県)近鉄室生口大野駅=室生寺−宇野川橋−クマタワ峠−奥香落高原ロッジ−太良路=名張駅→≪02B≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆
  • (別の山へ行っていて参加できず)
2002.5.3
(祝)晴
青山高原コース
笠取山コース
  • コース≪02D≫
  • 10名
  • ≪03D≫→(三重県)近鉄西青山駅−サニービラ公園−三角点展望台−丸山草原−スポーツ広場−風車やすらぎの丘−馬野渓谷−大橋バス停=上野市駅→≪03F≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • (別の山へ行っていて参加できず)
2002.4.28
(日)晴
尼ガ岳コース
  • コース≪02C≫
  • 8名
  • ≪02B≫→(三重県)名張駅=中太郎生−大洞山分岐−倉骨峠−尼ヶ岳−桜峠−メナード青山リゾート=近鉄榊原温泉口→≪03D≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • ここまで来ると自然度も山度も抜群。反面、交通の便が悪くて困る。
  • 尼ヶ岳は伊賀富士と言われるだけあって、さすが端麗な姿の山であり、展望も抜群。しかしすごい急登で、直登している階段にはうんざりさせられる。
  • 当初、桜峠から高尾へ下る予定だったが、高尾からの町営バスの便を考えるとメナード青山リゾートまで足を伸ばす方が良いと判断。そこから榊原温泉までタクシーを飛ばす事とした。
  • メナード青山リゾートは連休の家族連れで賑わっていた。
2002.4.14
(日)晴
亀山峠コース
  • コース≪02B≫
  • 9名
  • ≪02E≫→(三重県)名張駅=太良路−自然の家−亀山峠−池ノ平−中太郎生=名張→≪02C≫
  • 標識整備☆☆☆☆
  • 自然歩道☆☆☆☆
  • 山の度合☆☆☆☆
  • 人気のハイキングルート。この日も大勢登っていた。
  • 名張からのバスの運転手は付近の観光ガイドをしてくれて1時間足らずの往路のバスは楽しかった。
  • バスを降りて歩き出したら取っ掛かりで標識を見落とした。車の通る新道が出来ていて取っ掛かりの道は見落としやすい。
  • 曽爾高原は30年ぶりであるが奈良県側からは車の道路が通じていて開けている。有名なすすきの原っぱは、この時期野焼きされていて、真っ黒だった。
2002.3.21
(祝)曇一時小雨
室生寺コース
  • コース≪02A≫
  • 5名
  • ≪03C≫→(奈良県)榛原駅−玉立橋−山部赤人の墓−室生湖赤人橋−大野寺−門森峠−室生寺=室生大野駅→≪02E≫
  • 標識整備☆☆
  • 自然歩道☆☆
  • 山の度合☆
  • 大野寺から室生寺までは、古くからの人気ハイキングルート。しかし榛原から大野寺まではほとんど舗装道路。
  • 室生湖のあたりは山渓のガイドブックとかなり違っているので注意する必要がある。
  • 近鉄本線沿いであるので比較的交通は便利。

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