♪♪ 歌い継ごう山の歌を ♪♪

山登りがブームでも、最近山の歌が歌われなくなりました。山の歌は、巷のカラオケのように歌うのではなく、楽しい山、つらい山、空を真っ赤に染めたモルゲンロート、可憐なエーデルワイスなどを思い出しながら、テントの中で、煙い山小屋で、みんなで輪になって声の限り歌いたいものです。
≪ 1≫いつかある日 ≪36≫八ツの唄
≪ 2≫坊がつる讃歌 ≪37≫せせらぎのうた
≪ 3≫正調 山男の歌 ≪38≫雪崩(なだれ)
≪ 4≫山男の歌 ≪39≫夏山のうた
≪ 5≫二人の山男 ≪40≫山は心のふるさと
≪ 6≫四季の歌 ≪41≫喋ヶ岳讃歌
≪ 7≫シーハイルの歌 ≪42≫山への祈り
≪ 8≫新人哀歌 ≪43≫エーデルワイスの歌
≪ 9≫エーデルブルース ≪44≫ひとりの山
≪10≫夏の思い出 ≪45≫白馬山行
≪11≫山賊の歌 ≪46≫山のおやじさん
≪12≫一日の終り(星影牙やかに) ≪47≫古き山小屋
≪13≫箱根の山 ≪48≫剣岳に祈る
≪14≫谷川小唄 ≪49≫いやじゃありませんか
≪15≫旅の歌(北帰行替歌) ≪50≫守れ権現
≪16≫アルプの歌 ≪51≫あの道
≪17≫信濃恋唄 ≪52≫北岳の歌
≪18≫新雲稜の歌 ≪53≫岳人の歌
≪19≫雪の降る町を ≪54≫今日は野を越え
≪20≫山行く心 ≪55≫雪山の想い出
≪21≫彷浪(ほうろう)の歌 ≪56≫なため
≪22≫家路 ≪57≫剣の歌
≪23≫山男小唄 ≪58≫山への遺書
≪24≫穂高よさらば ≪59≫ガチャガチャバンド
≪25≫フニクリ・フニクラ ≪60≫山の夜ばなし
≪26≫雪山に消えたあいつ ≪61≫山の友よ
≪27≫アルプスー万尺 ≪62≫穂高に叫ぶ
≪28≫雪山讃歌 ≪63≫秋山のうた
≪29≫山男情歌 ≪64≫烽火(のろし)をあげて
≪30≫北穂小唄 ≪65≫ユキコの灯
≪31≫俺等の恋 ≪66≫ワンダーホーゲル讃歌
≪32≫白い思い出 ≪67≫夏山恋歌
≪33≫山と仲間 ≪68≫冬山に眠るあいつ
≪34≫青春のモニュメント ≪69≫山こそ我が母
≪35≫山の男達
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≪ 1≫ いつかある日
   詞/ロジェ・デュプラ
   訳詞/深田久弥
   作曲/西前四郎
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1.いつか或る日 山で死んだら
  古い山の友よ 伝えてくれ
  
2.母親には 安らかだったと
  男らしく死んだと 父親には
  
3.伝えてくれ いとしい妻に
  俺が帰らなくとも 生きて行けと
  
4.息子たちに 俺の踏跡が
  故郷の岩山に 残っていると
  
5.友よ山に 小さなケルンを
  積んで墓にしてくれピッケル立てて
  
6.俺のケルン 美しいフェイスに
  朝の陽が輝く 広いテラス
  
7.友に贈る 俺のハンマー
  ピトンの歌う声を 聞かせてくれ
 
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≪ 2≫ 坊がつる讃歌
   原曲/広島高師山岳部部歌
   作詞/神尾明正・松本征夫
   作曲/竹山仙史
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1.人みな花に 酔うときも
  残雪 恋し 山に入り
  涙をながす 山男  
  雪解の水に 春を知る
 
2.ミヤマキリシマ 咲き誇り
  山くれないに 大船の  
  峰を仰ぎて 山男
  花の情を知る者ぞ  
  
3.四面山なる坊がつる  
  夏はキヤンプの 火を囲み
  夜空を仰ぐ 山男    
  無我を悟るはこの時ぞ  
 
4.出湯の窓に 夜霧来て
  せせらぎに寝る 山宿に 
  一夜を憩う山男
  星を仰ぎて 明日を待つ
 
5.石楠花谷の三俣山
  花を散らしつ薮分けて
  湯沢に下る山男
  メランコリ−を知るや君
  
6.深山紅葉に初時雨
  暮雨滝の水音を
  佇み聞くは山男
  もののあわれを知る頃ぞ
  
7.町の乙女等思いつつ
  尾根の処女雪蹴立てつつ
  久住に立つや山男
  浩然の気は云いがたし
  
8.白銀の峰思いつつ
  今宵湯宿に身を寄せつ
  闘志に燃ゆる山男
  夢に九重の雪を蹴る
 
9.三俣の尾根に霧飛びて
  平治に厚き雲は来ぬ
  峰を仰ぎて山男
  今草原の草に伏す
  
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≪ 3≫ 正調 山男の歌
   作詞/神保信雄
   作曲/黒木惇而 採譜
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1.娘さんよく聞けよ
   岳人にやホレるなよ
  山で吹かれりゃよ
   若後家さんだよ
  山で吹かれりゃよ
   若後家さんだよ
  
2.娘さんよく聞けよ
   岳人の好物はよ
  バテたオカユとよ
   ショウチュウなんかよ
  バテたオカユとよ
   ショウチュウなんかよ
  
3.ザイルたぐって 頂踏めばよ
  交わす握手によ 血汐が通うよ
  交わす握手によ 血汐が通うよ
  
4.登頂終りの
   ヤッチョーがひびけばよ
  今の苦労も どこ吹く風だよ
  今の苦労も どこ吹く風だよ
  
5.登頂終って シュラフの夢はよ
  可愛いあの娘の 片えくぼよ
  可愛いあの娘の 片えくぼよ
  
6.あの嶺越えれば 明日は帰りかよ
  鬼の住む街へ 帰る悲しさ
  あの娘住む街へ 帰る嬉しさ
  
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≪ 4≫ 山男の歌
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1.娘さんよく開けよ
  山男にゃ惚れるなよ
  山で吹かれりゃよ
  若後家さんだよ
 
2.娘さんよく聞けよ
  山男の好物はよ
  山の便りによ
  飯盒のめしだよ
 
3.ナーゲル踏みしめ
  尾根行く心はよ
  仰ぐ白峰のよ
  北岳ピークよ
 
4.春夏秋冬 山行く心はよ
  希望大きくよ 親しき友よ
 
5.登項終りの
  ヤッホーが響けばよ
  今の苦労もよ
  どこ吹く風だよ
 
6.次行く山どこ
  プランはつきねどよ
  地図を囲んでよ
  語るたのしさよ
 
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≪ 5≫ 二人の山男
   作詞/登坂秀樹
   作曲/米山正夫
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1.そんなに急ぐと山が逃げるよ
  ゆっくり行こう ゆっくり行こう
  あせらずに行こう
   あせらずに行こう
  口笛吹いて汗をぬぐえば
  くすんだヒュッテの赤い屋根
  見なれた道さ 道さ
  急ぐこたないさ ないさ
  
2.そんなに急ぐと惚れられないよ
  のんびり行こう のんびり行こう
  あせらずに行こう
   あせらずに行こう
  緑のハンカチ首にまけば
  若い娘のまねく声
  見なれた山さ 山さ
  急ぐこたないさ ないさ
  
3.そんなに急ぐと山が逃けるよ
  がっちり行こう がっちり行こう
  あせらずに行こう
   あせらずに行こう
  男が二人泣言云えば
  山の女神もそっぼ向く
  見なれた空さ 空さ
  急ぐこたないさ ないさ
  
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≪ 6≫ 四季の歌
   作詞作曲/荒木とよひさ
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1.春を愛する人は こころ清き人
  スミレの花のような
  ぼくの友だち
  
2.夏を愛する人は こころ強き人
  岩をくだく波のような
  ぼくの父親
  
3.秋を愛する人は こころ深き人
  愛を語る ハイネのような
  ぼくの恋人
  
4.冬を愛する人は こころ広き人
  雪をとかす 大地のような
  ぼくの母親
 
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≪ 7≫ シーハイルの歌   五所川原農林高校スキー部部歌
  作詞/林せい次郎
  作曲/鳥取春陽
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1.岩木のおろしが吹くなら吹けよ
  山から山へと我等は走る
  昨日は梵珠嶺今日また阿じゃ羅
  煙立てつゝおおシーハイル
  
2.ステップターンすりゃ
   たわむれかかる
  杉の梢の未練の雪よ
  心は残れどエールにとどめ
  クリスチヤニアでおおシーハイル
  
3.夕日は赤々シュプール染めて
  たどる雪道果てさえ知れず
  街にはちらほら灯がついた
  ラッセルいそげやおおシーハイル
  
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≪ 8≫ 新人哀歌
   作詞 作曲/不詳
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1.いいぞいいぞと おだてられ
  死に物狂いで 来てみれば
  朝から晩まで 飯たきで
  景色なんぞは 夢のうち
  
2.チーフリーダーは 爺くさい
  サブリーダーは 婆くさい
  あとのメンバーは エロくさい
  メッチェン通れば 頭右
  
3.二年部員は 小生意気
  先輩なにかと 話好き
  地獄の二丁目 山岳部
  好んではいる 馬鹿もいる
  
4.蝶よ花よと 育てられ
  何の苦労も 知らないで
  ボッカ稼業に 身をやつし
  泣き泣き登る 雪の山
  
5.家へ帰ればお坊っちゃま
  山へはいれば 新部員
  何の因果でしごかれる
  まぶたに浮かぶ 母の顔
  
6.いわゆるアノコはお嬢さま
  おれはしがない 山がらす
  月を眺めてあきらめる
  笑ってくれるな お月様
  
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≪ 9≫ エーデルブルース
新人哀歌替歌
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1.チーフリーダーは女の子
  サブリーダーも女の子
  あとのメンバーも女の子
  登るファイトは戦闘機
  
2.山のたかねのオコンジは
  雪も岩もなんのその
  だけど心は薄雪草
  陽やけどめぬるいじらしさ
  
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≪10≫ 夏の思い出
   作詞/江間章子
   作曲/中田喜直
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1.夏がくれば思い出す
   遥かな尾瀬遠い空
  霧の中に浮かびくる
   優しい影野の小道
  水芭蕉の花が咲いている
   夢みて咲いている水の畔り
  石楠花いろにたそがれる
   遥かな尾瀬遠い空
  
2.夏がくれば思い出す
   遥かな尾瀬野の旅よ
  花の中にそよそよと
   ゆれゆれる浮島よ
  水芭蕉の花が匂っている
  夢みて匂っている
   水の畔り まなこ
  つぶればなつかしい
   遥かな尾瀬遠い空
  
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≪11≫ 山賊の歌
  作詞/たじまひろし
  作曲/小島祐嘉
  編曲/土橋茂 子
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1.雨が降れは 小川ができ
  風が吹けば 山ができる
  ヤッホ−ヤホホホ
   淋しいところ
  ヤッホ−ヤホホホ
   淋しいところ
 
2.夜になれば 空には星
  月が出れば おいらの世界
  ヤッホ−ヤホホホ
   みんなを呼ベ
  ヤッホ− ヤホホホ
   みんなを呼べ
 
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≪12≫ 一日の終り(星影牙やかに)
フランス古謡
作詞/串田孫一
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1.星影牙やかに
   静かに更けぬ
  集いの喜び   
   歌うは楽し   
 
2.燃えろよ燃えろよ
   炎よ燃えろ
  火の粉を巻き上げ
   天までこがせ
 
3.照らせよ照らせよ
   真昼の如く
  炎よ渦まき
   暗夜をこがせ
  
4.燃えろよ照らせよ
   明るくあつく
  光と熱との
  元なる炎
 
5.名残りはつきねど
   まどいは果てぬ
  今日のひと日の幸
   静かに思う
 
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≪13≫ 箱根の山
作詞/鳥居枕
作曲/滝廉太郎
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  箱根の山は天下のけん
  函谷関も物ならず
  万丈の山 千じんの谷
  前にそびえ しりえに支う
  雲は山をめぐり 霧は谷をとざす
  昼なお暗き 杉の並木
  羊腸の小径は 苔滑らか
  一夫関に当るや 万夫も開くなし
  天下に旅する剛穀のもののふ
  大刀腰に 足駄がけ
  八里の岩根踏みならす
  かくこそありしか
  往時のもののふ
 
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≪14≫ 谷川小唄
   作詞・作曲/不詳
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1.夜の上野の プラットホーム
  可愛いあの娘が 涙でとめる
  とめてとまらぬ 俺らの心
  山の男は 度胸だめし
   トコズンドコ ズンドコ
  
2.泣いちゃいけない 笑顔におなり
  たかがしばしの 別れじゃないか
  可愛いお前の 泣き顔見れば
  ザイルさばきの 手がにぶる
   トコズンドコ ズンドコ
 
3.いきなチロルよ ザイルを肩に
  行くぞ谷川 ちょいと一ノ倉
  仰ぐ岩壁 朝日に映えて
  今日はコップか 滝沢か
   トコズンドコ ズンドコ
 
4.行こうか戻ろか 南稜テラス
  戻りゃ俺らの 心がすたる
  行けばあの娘が 涙を流す
  山の男は つらいもの
   トコズンドコ ズンドコ.
  
5.歌うハーケン 伸びろよザイル
  何のチムニー オーバーハング
  軽く乗っ越し 目の下見れば
  雲が流れる 本谷ヘ
   トコズンドコ ズンドコ
  
6.急な草付き 慎重に越せば
  やっと飛び出る 国境稜線
  固い握手に 心も霧も
  晴れて見えるは オキノ耳
   トコズンドコ ズンドコ
 
7.右に西黒 左にマチガ
  中に一筋 西黒尾根を
  今日の凱歌に 足どり軽く
  かけりゃ土合も はや真近
   トコズンドコ ズンドコ
 
8.さらば上越 湯檜曽の流れ
  さらば土合よ 谷川岳よ
  またの来る日を 心に誓い
  たどる列車の 窓の夢
   トコズンドコ ズンドコ
  
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≪15≫ 旅の歌(北帰行替歌)
   作詞・作曲/宇田博
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1.今日も静かに暮れて
  ヒュッテに灯ともる
  いろり囲み想いはてなし
  あしたはいずこの峰か
  
2.あわれはかなき旅よ
  人はみな旅人か
  何を嘆き何をかいたむ
  憧れの峰こえて
 
3.夢は昔にかえり
  えにし山川をなし
  そぞろ一人うきねの旅路
  あしたはいずこの峰ぞ
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≪16≫ アルプの歌
   ロシア民謡
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1.嬉しい歌 悲しい歌
  沢山聞いた中で
  ※忘れられぬ一つの歌
   それはアルプの歌
   (※くり返し)
  
2.雨の中で風の中で
  元気づけてくれる
  力強く男らしい
  それはアルプの歌
   (※くり返し)
  
3.谷を渡り尾根を越えて
  遠くこだまする夜
  今も胸によみがえる歌
  それはアルプの歌
   (※くり返し)
  
4.苦しい時 疲れた時
  空行く雲 眺めて
  声高らかに友よ歌わん
  それはアルプの歌
   (※くり返し)
  
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≪17≫ 信濃恋唄
   作詞・作曲/渡辺貴行
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1.俺の思いはヨ 穂高の山々ヨ
  はやる心はヨ 針の木五竜だヨ
  
2.いつか二人でヨ 峰々越えてヨ
  語り合うのはヨ
   ふたりの幸をばだヨ
  
3.白馬降りればヨ
   レンゲが見えるヨ
  思い出すのはヨ
   あの娘のえくぼだヨ
  
4.はるか連山に 雪煙上がればヨ
  思い出すのはヨ 信濃恋唄だヨ
 
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≪18≫ 新雲稜の歌
   作詞/小高道則
   作曲/雲稜会
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1.三度の飯より山が好き
  暇さえあれば山登り
  
  ※ヤッホーホホホイ
   ヤッホーホホホイ
   俺達ゃ雲稜の山男
  
2.ザックの中には母ちゃんの
  心づくしのおにぎりが
  ※くり返し
  
3.オーバーハンクもなんのその
  ここでくじけちゃ男がすたる
  ※くり返し
  
4.俺等の恋人でっかいフェース
  明日も行こうぜアタックに
  ※くり返し
  
5.空へ伸ばすぜ真紅なサイル
  アブミの音もかろやかに
  ※くり返し
  
6.オダマキくわえて雪渓すべりゃ
  ベースで手を振る可愛い娘
  ※くり返し
  
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≪19≫ 雪の降る町を
   作詞/内村直也
   作曲/中田喜直
=================================
  
1.雪の降るまちを 雪の降るまちを
  想い出だけが 通りすぎて行く
  雪の降るまちを 雪の降るまちを
  遠いくにから落ちてくる
  この想い出を この想い出を
  いつの日か包まん
  たたかき幸せのほほえみ
  
2.雪の降るまちを 雪の降るまちを
  あしおとだけが 追いかけて行く
  雪の降るまちを
   一人こころに満ちてくる
  この哀みを この哀みを
  いつの日かほぐさん
  緑なす春の日のそよ風
  
3.雪の降るまちを 雪の降るまちを
  息吹とともに こみあげてくる
  雪の降るまちを
   誰もわからぬわが心
  このむなしさを このむなしさを
  いつの日か折らん
  新しき光降る鐘の音
  
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≪20≫ 山行く心
   作詞・作曲/不祥
=================================
 
1.春の山行く 人の心は
  雪解け水に 問わば答えん
  
2.夏の山行く 人の心は
  高嶺の花に 咲いて語らん
  
3.秋の山行く 人の心は
  流れる雲に 問わば教わん
  
4.雪にもしのぐ 常磐の緑
  強き心の 冬の山行く
  
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≪21≫ 彷浪(ほうろう)の歌
     −そんなにお前は
  作詞/不詳・作曲/不詳
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1.そんなにお前はなぜ嘆く
  草のしとねに寝ころんで
  私の云う事お聞きあれ
  人の浮世の見栄を捨て
  
2.口笛吹いて気をはらせ
  うつつの夢を見ていやれ
  くたびれ休みに山を見て
  腹がへつたらまた歩け
 
=================================    →歌リストへ戻る
≪22≫ 家路
   作詞/堀内敬三
   作曲/ドボルザーク
=================================
  
1.遠き山に日は落ちて
  星は空をちりばめぬ
  今日のわざをなしおえて
  心軽くやすらえば
  風は涼しこのタベ
  いざや楽しきまどいせん
 
2.闇に燃えしかがり火は
  焔いまや静まりて
  眠れやすく憩えよと
  さそうごとく消えゆけば
  探き森に包まれて
  いざやたのしき夢を見ん
 
=================================    →歌リストへ戻る
≪23≫ 山男小唄
   作詞/小野慶子
   作曲/早乙女碧
=================================
  
1.流れる汗は あの娘の涙
  タベ泣いたよ この胸で
  街のみれんは 背負っては行けぬ
  捨てヽ行こうよ 姫川へ 姫川へ
  
2.お山の空と あの娘のこゝろ。
  風の吹きよで すぐ変る
  だけど俺等は浮気じゃないが
  岩が恋しい 山男 山男
  
3.そびえる岩も あの娘も同じ
  俺のハーケン 待っている
  ピーク近いぞ 日ぐれは早い
  今日の泊りは 鹿島槍 鹿島槍
    
=================================    →歌リストへ戻る
≪24≫ 穂高よさらば
(電撃突撃隊の歌より)
   作詞/吉野満彦
   作曲/古間裕而
=================================
  
1.穂高よさらば又くる日まで
  奥穂にはゆるあかね雲
  かえり見すれば 遠ざかる
  まぶたにのこる ジャンダルム
  
2.滝谷さらば又くる日まで
  北穂へつづく雪の道
  かえり見すれは 遠ざかる
  まぶたにのこる 槍ヶ岳
  
3.涸沢さらば又くる日まで
  横尾へつづく雪の道
  かえり見すれば 遠ざかる
  まぶたにのこる びょうぶ岩
  
4.岳沢さらば又くる日まで
  前穂をあとに河童橋
  かえり見すれば 遠ざかる
  まぶたにのこる 畳岩
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪25≫ フニクリ・フニクラ
   作詞/青木爽・清野協(共訳)
   作曲/デンツァ
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1.赤い火を噴くあの山へ
   登ろう 登ろう
  そこは地獄の釜の中
   のぞこう のぞこう
  登山電車が出来たので
   誰でも登れる
  流れる煙は招くよ
   みんなを みんなを
  行こう行こう火の山へ
   行こう行こう山の上
  フニクリ・フニクラ
   フニクリ・フニクラ
  誰も乗るフニクリ・フニクラ
  
2.暗い夜空に赤々と
   見えるよ 見えるよ
  あれは火の山ベスビアス
   火の山 火の山
  登山電車が降りてくる
   ふもとへ ふもとへ
  燃える焔は空に映え輝く 輝く
  行こう行こう火の山へ
   行こう行こう山の上
  フニクリ・フニクラ
   フニクリ・フニクラ
  誰も乗るフニクリ・フニクラ
  
3.行こう行こう火の山へ
   行こう行こう山の上
  フニクリ・フニクラ
   フニクリ・フニクラ
  誰も乗るフニクリ・フニクラ
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪26≫ 雪山に消えたあいつ
   作詞/沢ノ井江児
   作曲/上条たけし
=================================
 
1.山が命と 笑ったあいつ
  山を一番 愛したあいつ
  雪の穂高よ こたえておくれ
  俺に一言 教えておくれ
  なんで吹雪に あいつは消えた
  
2.重いザイルを かついだあいつ
  銀のピッケル 振ってたあいつ
  山をこの俺 うらみはせぬが
  あんないい奴 どこにもいない
  なんで吹雪に あいつは消えた
  
3.夢にやぶれて かえらぬあいつ
  雪に埋もれて 眠ったあいつ
  山の木霊よ かえしておくれ
  俺にも一度 やさしい笑顔
  なんで吹雪に あいつは消えた
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪27≫ アルプスー万尺
   作詞/不詳
   アメリカ民謡
=================================
  
1.アルプスー万尺小槍の上で
  アルペンおどりを
   さ おどりましょ
  ※ランララララララ
   ランララララララ
    ランラララララララ
   ランランランランラン
  
2.お花畑で昼寝をすれば
  蝶々が飛んできて キスをする
  ※くり返し
  
3.一万尺にテントを張れば
  星のランプに手がとどく
  ※くり返し
  
4.槍や穂高はかくれて見えぬ
  見えぬあたりが槍穂高
  ※くり返し
  
5.岩魚釣る子に山路を聞けば
  雲のかなたを竿でさす
  ※くり返し
  
6.ザイルかついで穂高の山へ
  明日は男の度胸だめし
  ※くり返し
  
7.まめで逢いましょ
  また来年も 山で桜の咲く頃に
  ※くり返し
 
=================================    →歌リストへ戻る
≪28≫ 雪山讃歌
   作詞/西堀栄三郎
   作曲/モントロ−ズ
=================================
  
1.雪よ岩よ われらが宿り
  俺たちゃ 町には住めないからに
  
2.シールはずして パイプの煙
  輝く尾根に 春風そよぐ
  
3.煙い小屋でも 黄金の御殿
  早く行こうよ 谷間の小屋へ
  
4.テントの中でも 月見は できる
  雨が降ったら ぬれればいいさ
  
5.吹雪の日には 本当に辛い
  ピッケル にぎる手がこごえるよ
  
6.荒れて狂うは 吹雪か雪崩
  俺達 そんなもの 恐れはせぬぞ
  
7.雪の間に間に きらきら光る
  明日は のぼろよ あの頂に
  
8.朝日に輝く 新雪ふんで
  今日も行こうよ あの山こえて
  
9.山よサヨナラごきげんよろしゅう
  又来る時にも 笑っておくれ
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪29≫ 山男情歌
   作詞/東條寿三郎
   作曲/丸茂圭太
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1.町をはなれて さすらいの
  行方定めぬ 空の下
  花の色香に 思い出す
  切なきこころ 山男 山男
  
2.いわゆるあの娘は お壊さま
  俺は文なし 旅の鳥
  歩きつかれて あきらめた
  笑って呉れるな お月様 お月様
  
3.およばぬ恋と 知りつつも
  雲海明ける 朝が来りゃ
  負けてなるかと 震いたつ
  モルゲンローテの 夢が飛ぶ
   夢が飛ぶ
  
4.町でくらせば 山恋し
  山に来てみりゃ 人恋し
  うらむじゃないが おっ母さん
  こんな掩等に なぜ生んだ
   なぜ生んだ
  
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≪30≫ 北穂小唄
   作詞・作曲/不詳
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1.登ろ登ろよ 北穂の山へネ
   チョイセ
  横尾谷からネ チョイトサ
   涸沢伝い
  雪渓渡ってガレ場を越せば
  前穂眺める 花の道
  ヤーレ サッテモ サッテモネ
  ヤーレ ヨイヤセノヨイヨイヨイ
  
2.意気なニッカにナーゲルはいてよ
   チョイセ
  ピッケル小脇にネ チョイトサ
   ザイルは肩に
  明日は第一かクラック尾根か
  岩と取り組む 晴れ姿
  ヤーレ サッテモ サッテモネ
  ヤーレ ヨイヤセノヨイヨイヨイ
  
3.登りつめたよ 北穂の峰にネ
   チョイセ
  望むパノラマネ チョイトサ
   果てなき思い
  槍への尾根と切り立つ岩に
  山の男の胸おどる
  ヤーレ サッテモ サッテモネ
  ヤーレ ヨイヤセノヨイヨイヨイ
  
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≪31≫ 俺等の恋
   作詞/馬場祥弘
   作曲/持摩公英・黒木惇而
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1.山家育ちの おいらの恋は
  恋は恋でも
   テントもってこいだよ
  テントはテントでも
   おいらのテントは
  一万尺に 張るテント
  
2.山家育ちの おいらの恋は
  恋は恋でも 飯もってこいだよ
  飯は飯でも おいらの飯は
  一つの飯合飯 皆の飯
  
3.山家育ちの おいらの恋は
  恋は恋でも
   ザイルもってこいだよ
  ザイルはザイルでも
   おいらのザイルは
  人と人との 命綱
  
4.山家育ちの おいらの恋は
  恋は恋でも 酒もってこいだよ
  酒は酒でも おいらの酒は
  熱い涙の 深情け
  
5.山家育ちの おいらのキスは
  キスはキスでも
   ザックもってこいだよ
  ザックはザックでも
   おいらのザックは
  肩にくいこむ キスリング
 
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≪32≫ 白い思い出
   作詞・作曲/山崎唯
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1.雪が降ってきた
   ほんの少しだけれど
  私の胸の中に
   つもりそうな雪だった
  幸せをなくした
   黒い心の中に
  冷たくきびしい
   白い手がしのびよる
  
2.雪がとけてきた
   ほんの少しだけれど
  私の胸の中に
   残っていそうな雪だった
  灰色の雪が
   私に教えてくれた
  明るい日ざしが
   すぐそこにきていると
 
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≪33≫ 山と仲間
   作詞・作曲/猪谷守
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1.今日も日が暮れ 家路辿れば
  想い出すのは山と仲間
  山の歓び 教えてくれた
  あの日の あの山 あの仲間
  
2.春残雪に 夏白い花
  秋紅葉の渓谷 冬吹雪
  一年三百六十余日
  山はわが家 わが心
  
3.東の空がいつか白んで
  遠い稜練が浮かび上る
  夢は飛ぶ飛ぶ あの嶺へ
  夢は飛ぶ飛ぶ あの嶺へ
 
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≪34≫ 青春のモニュメンと
   作詞/若山かほる
   作曲/阿部友子
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1.誰でもいいから いっしょに踊ろ
  みんなおいでよ いっしょに唄お
  キャンプファイアを 囲めば仲間
  踊ろう唄おうゲームをしよう
  この火は二度とない
   青春のモニュメント
  
2.はじめてにぎった かわいいこの手を
  離したくない 夜が明けるまて
  キャンプファイアの 炎のように
  燃える恋こそ 若さのしるし
  この火は二度とない
   青春のモニュメント
  
3.祝ってやろうか おごらせちゃおか
  それとも どこかに かくしてやろか
  キャンプファイアに 降る星の色
  眠りたくない せせらぎの歌
  この火は二度とない
   青春のモニュメント
  
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≪35≫ 山の男達
   作詞・作曲/山松会
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1.山の男は いつまでも可愛い
  山の女神が まもるから
  今日もさあ
  こだまをよんで 山で語ろう
  
2.山で過ごせば 明るく強い
  山の女神を さがしつヽ
  今日もさあ
  朝露ふんで 山を歩こう
  
3.山の若い衆は 何処でも歩く
  山の女神が まねくから
  今日もさあ
  雲を越えて 山に登ろう
  
4.山の男は 山では死なぬ
  山の女神が 嘆くから
  今昂もさあ
  尾根を登って 山を唄おう
 
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≪36≫ 八ツの唄
   作詞/鈴木昌夫
   作曲/持摩公英
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  冬の名残りの 雪道に
  足跡つづく 硫黄岳
  霧が流れる 横の峯
  あゝ俺の山 八ッ岳
  
  ウルップ草が 咲きはじめ
  こま草あわく 花園は
  夏の香りに 酔いしれる
  あゝ夏の山 花畑
   寂しいって?
   とんてもない
   そりゃあちったあ
   寂しそうなフクロウの
   夜のうたでも聴いてりゃあ
   奴を慰めてやろうかくらいの
   ことは考えるね
   だけどね
   フクロウの奴だってね
   別に寂しいようとうたってる
   わけじゃああるめえ
   おれだっておんなじことよ
   なにもうたう気はないね
   ただあたりが
   あんまり静かなだけさ
  
  山をあいつに 見せたくて
  誓ったあの日に 頂きで
  あいつの来るのを 待っていた
  あゝ霧が流れる佐久の谷
  
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≪37≫ せせらぎのうた
   作詞/小野慶子
   作曲/黒木惇而
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1.せせらぎは いつの日も 歌を唄う
  その歌を聞いている 丸木橋
  人知れず流れている
  清らかに流れている
  この小さな小さな
  水の流れが 好きです
  
2.せせらぎは 若者の胸を よぎる
  その胸の哀しみが 水にそまる
  忘れてた やさしさを
  人の世のやさしさを
  この小さな小さな
  水の流れと 語ろう
  
3.せせらぎは いつの日も 夢を謳う
  その夢を追いかけて 風がひかる
  つかの間の青春を
  みずいろの青春を
  この小さな小さな
  水の流れは 知っている
  
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≪38≫ 雪崩(なだれ)
   作詞/大倉芳郎
   作曲/早乙女碧
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   昭和23年12月21日
   私と八巻は 赤岳の頂上で
   感激の握手を交わしていた
   でもそれが彼の温かい手を
   握った最後になろうとは
  
1.誰よりも 誰よりも
  山を愛した あいつ
  愛した山に 背を向けられて
  消えてしまった あいつ
  あいつ あいつ
  雪崩の下に うらみは深く
  埋もれてしまった あいつ
  
2.山百合の 花枝を
  肩にさしてた あいつ
  呼んでも今は かえって来ない
  声もむなしい あいつ
  あいつ あいつ
  かなしい命 こころの奥へ
  かくれてしまった あいつ
  
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≪39≫ 夏山のうた
   作詞/たかぎかずお
   作曲/吉田昌史
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1.夏の涸沢 モルゲンロート
  胸に感動 こみあげる
  目指す穂高は 一万尺よ
  行こう槍にも 尾根づたい
  行こう槍にも 尾根づたい
  
2.山が生き甲斐 落ちれば死骸
  鉄砲登りの 息づかい
  怖い鎖場 のけぞりながら
  汗は途絶えて 塩をふく
  汗は途絶えて 塩をふく
  
3.ガレよ岩場よ ジグザグ道よ
  迫る岩塊 ジャンダルム
  登りつめれば 俺より五尺
  低い穂高が 足下に
  低い穂高が 足下に
  
  ル・・・・・・・ル・・・・・・
  ル・・・・・・・ル・・・・・・
  登りつめれば 俺より五尺
  低い穂高が 足下に
  低い穂高が 足下に
 
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≪40≫ 山は心のふるさと
   作詞・作曲/赤星正明
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  山は山は山は 心のふるさとよ
  山は山は山は 仲間のふるさとよ
  雪と岩と森に 生命を燃やし
  明日のために 行こう山へ行こう
  
  山は山は山は
   きみらのふるさとよ
  山は山は山は
   みんなのふるさとよ
  花と鳥と星に 親しみながら
  みんなとともに
   行こう山へ行こう
  みんなとともに
   行こう山へ行こう
  
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≪41≫ 喋ヶ岳讃歌
   作詞/横山賢一
   作曲/吉田耕三
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1.春が来たよと 教えてくれる
  蝶のかたちの 残り雪
  安曇野に桃 咲く頃は
  心もゆらゆら かげろうになる
  あゝ青春のその思い出に
  あなたと登りたい 蝶ヶ岳
  
2.おびしゃ祭りじゃ 豊作よりも
  恋の実りを 祈る唄
  アルプスの空 風甘く
  ヤッケの胸さえ ふくらんでくる
  あヽ青春の 思い出に
  あなたと刻みたい 蝶ヶ岳
  
3.小手をかざせば 夕陽に染まる
  黒部 立山 穂高川
  紋白の蝶 舞うように
  心もひらひら しあわせになる
  あヽ青春の 夢抱きしめて
  あなたと肩寄せる蝶ヶ岳
  
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≪42≫ 山への祈り
   作詞/薩摩忠
   作曲/深井博
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1.雪のはだにそっと 耳をあてれば
  美しい歌が きこえてくる
  山の胸にねむる いのちの声か
  
2.雪の中の谷間 岩のほとりに
  つつましくゆれる 白い花
  山の胸にねむる いのちの姿
  
3.雪もとけて山に 春がめぐれば
  ひとすじの煙 立ちのぽるよ
  山に別れを告げる
   いのちのこころ
  
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≪43≫ エーデルワイスの歌
   作詞/菅沼達太郎
   作曲/法政大学山岳部
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1.雪は消えねど 春はきざしぬ
  風はなごみて 陽はあたたかし
  氷河のほとりを すべりて行けば
  いわかげにさく
   アルペンブルーメ
  紫におう みやこをあとに
  山にあこがれ若人のむれ
  
2.エーデルワイスの花ほヽえみて
  するどき岩角こんじきにてり
  山はめざめぬ夏の朝風
  らんうんおさまリ夕空はれぬ
  生命のザイルにわがみをたくし
  思わずあおぐ
   アルペングリユーエン
  
3.星かげさやかに 空すみわたり
  葉ずえの露に 秋たちそめぬ
  金と銀とに よそおいこらし
  女神のごとき しらかばの森
  くれない燃ゆる 山より山へ
  ゆくえも知らず
   さすらいゆかん
  
4.吹雪は叫び たそがれせまり
  求むる小屋の ありかも知れず
  ああこの雪山
   ちょうぢょうとして
  シーロイフアー ゆくてをとざす
  ああこの雪原 じゃくばくとして
  寒月するどく シュプール滑らす
  
5.ああれいろうの 雪の高嶺に
  こころ静かにいただきに立ち
  とおとき山の教えを受けん
  身も魂もけがれは消えて
  とわにかがやく白光のうちに
  清き幸をば求めうるらん
  
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≪44≫ ひとりの山
   作詞・作曲/持摩公英
=================================
  
   その行程は 行けども行けども
   凍て果てて フィルム色だった
   空までもその色と寒さに震え
   凍てながら 被われていたっけ
   でも明日はきっと
   雲が晴れて バラ色の
   いや純白の 山嶺が
   瞳を癒やしてくれるだろう
  
1.山に憧れ 山に行き
  言葉少なに 唯歩む
  
2.雪渓滑りて 岩場を登りゃ
  ふれる岩肌の 冷たさよ
  
3.恋に破れて 夢も破れ
  夕日静かに 山に沈む
  
4.ひとり寂しく 佇ずめば
  タバコの煙 唯ひとすじ
  
   誰かがいった
     きっとその青い空に
   指をだせば指先は
   真蒼に染まるだろうと そう
   あなたの白いシャツだって
   染まるでしょう
   僕はその中にある岳を
   一人みつめる そして
   描く夢もみんな
 
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≪45≫ 白馬山行
   作詞/浅野江一
   作曲/早乙女碧
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1.そよぐ風に 吹かれて
  夏の雲は 尾根路へ
  山旅 稜線 沢のキ十ンプよ
    
2.山の水はやさしい
  飲んで のどがうなるよ
  ピッケル ザイルも 元気百倍
  
3.地図を読めば 山脈
  晴れてキャンプ たたんで
  縦走 クレバス 待っているかよ
  
4.雨が降れば ポンチョで
  ガレ場歩き 口笛
  雪渓望めば 胸がおどるよ
  
5.お花畑 めぐれば
  空の青さ 俺たち
  パーティ オーダー 心晴ればれ
  
6.山の幸は 何やら
  どうせ 山の男は
  天国 地獄か 背中合わせさ
  
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≪46≫ 山のおやじさん
   作詞・作曲/不詳
=================================
  
  年がら年中俺達に
  文句ばかり言っていた
  おやじが今日から旅に出る
  当てのない旅に出る ラララ
  ゆかいじゃないかと
  騒ぎたくもなるけれど(けれど)
  なんとなくさびしくって
  おやじさんと呼んでる
   俺達の胸の内
  
  おやじについてどこまでも
  俺達はついて行く
  海山越えて谷越えて
  おやじのゆくところ ラララ
  
  ※うるさいやつだと
   おやじは言うけれど(けれど)
   しわのよったおでこと
   つるつるの頭が
   俺達に笑っている
   
  ※くりかえし
  
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≪47≫ 古き山小屋
   訳詞/城大也
   外国民謡
=================================
  
1.峠をごらんよ 若い頃の
  父が泊った 山小屋だよ
  好きなひとを 街に残して
  孤独の夢に 泣いたところ
  
2.さびれた板屋根 かしぐ窓に
  ともるランプは 昔のもの
  けれど今日も 若い仲間が
  訪ねる道に ひかり投げる
  
3.切り絵のようだよ 入陽浴びて
  古い山小屋 影が長い
  春は花を 秋は落葉を
  いとしむ人の 目ざすねぐら
 
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≪48≫ 剣岳に祈る
   作詞/野口すみえ
   作曲/野口孝信
=================================
  
1.ふもとなる蓬の沢に
  吹雪かれて歩むすべなし
  剣岳 小窓いづくぞ
  母は今 雪に伏したり
  
2.あまりにも高き山かな
  あまりにも深き山かな
  剣岳 ふもとに立ちて
  帰らざる 吾子らをよべば
  
3.読経する父もありたり
  讃美歌の母もありたり
  剣岳 吾子ら護れと
  はらからも 友も一析りぬ
  
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≪49≫ いやじゃありませんか
   作詞/海老沢孝一
   作曲/黒木惇而
=================================
  
1.いやじゃありませんか
   別れは辛い
  おれの背中で
   風が泣く
  いやじゃありませんか
   涙が落ちた
  すがるお前のヨー
   いじらしいそぶり
  
2.いやじゃありませんか
   忘れたはずが
  おれの瞳に又浮かぶ
  いやじゃありませんか
   星みて呼んで
  街のお前にヨー
   逢いくなった
  
3.いやじゃありませんか
   歩荷の稼業
  山に呼ばれて 尾根歩き
  いやじゃありませんか
   髭面なでりゃ
  まってるお前のヨー
   かわいいほくろ
  
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≪50≫ 守れ権現
   作詞/北原白秋
   作曲/中山晋平
=================================
  
1.守れ権現 夜明けよ霧よ
  山は命の 禊(みそぎ)場所
  
2.行けよ荒くれ どんどと登れ
  夏は男の 度胸だめし
  
3.何を奥山 道こそなけれ
  水も流るる 鳥も鳴く
  
4.馬子は追分 木樵は木遣り
  朝は据野の 放し駒
  
5.雪の御殿に 光のいわや
  滝は千丈の 逆おとし
  
6.さあさ火を焚け ごろりとままよ
  木の、根枕に 嶺の月
  
7.風よ吹け吹け 笠吹き飛ばせ
  笠は紅緒の 荒むすび
  
8.雨よ降れ降れ ざんざとかかれ
  肩の着ゴザも 伊達じゃない
  
9.山は百万石 木萱の波よ
  木萱越ゆれば お花畑
  
10. 夢にや鈴蘭 谷間の小百合
  酒の肴にゃ 山鯨
  
11. 守れ権現 鎮まれ山よ
  山の男の禊(みそぎ)場所
  
12. 雲か空かと 眺めた山も
  今じゃわしらが 眠り床
 
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≪51≫ あの道
   作詞/若山かほる
   作曲/早乙女碧
=================================
  
1.いつか歩いた あの草の道は
  今もあるだろうか
  風はうすむらさきの
  恋をうたって
  野生のコスモスと
   たわむれていた
  
2.二人歩いた あの草の道は
  今ものこされて
  とんぼ追いかける子の
  帽子とばして
  どこかでお祭りの
   はやしが聞こえる
  
3.いつか歩いた あの草の道は
  雨が上るとき
  ぬれた草花たちが
  白いはだしを
  両手をひろげながら
   待ちうけていた
  いつか歩いた あの道 ムムム
  いつか歩いた あの道 あああ
  
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≪52≫ 北岳の歌
(専修大学山岳部部歌)
   作詞・作曲/不詳
=================================
  
1.思いはるかな 北岳の
  いこいの峰に つどいたる
  我らが友よ 高らかに
  いざや歌わん
   お−リードハイマー
  
2.あの峰この谷 あのフエース
  若き血潮の 高なりに
  かたく握りし ジッへルの
  ザイルにたくす
   お−リードハイマ
  
3.吹雪に暮れる 日も過ぎて
  仰ぐ青さよ 我が心
  今ぞめざすは バットレス
  鳴れよハーケン
   お一リードハイマ
  
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≪53≫ 岳人の歌
   作詞・作曲/不詳
=================================
  
1.星がふるあのコールグリセードで
  あの人はくるかしら花をくわえて
  アルプスの恋唄
  心ときめくよ なつかしの岳人
  やさしかのきみ
  
2.白樺にもたれるは
   いとしおとめか
  あの黒百合の花を胸にいだいて
  アルプスの黒百合
  心ときめくよ なつかしの岳人
  やさしかのきみ
  
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≪54≫ 今日は野を越え
(日本大学山岳部部歌)
   作詞・作曲/不詳
=================================
  
1.今日は野を越え 明日山越えて
  限り知られぬ我が旅よ
  
2.山は我等が みそぎの場所よ
  下ははるばる山幾重
  
3.夏は真昼か 御山の谷に
  しばしいこえば百合が咲く
  
4.可愛い花なりゃ
   つまみもできず
  涙ながらに西東
  
5.冬の山見りゃ 心がいさむ
  去年の出湯の里恋し
  
6.外は吹雪か 北風夜風
  雪にやけたる身にひびく
  
7.守れ権現 我れ等が旅を
  明日の旅路が気にかかる
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪55≫ 雪山の想い出
   作詞/関根則夫
   作曲/早乙女碧
=================================
  
1.冬がまた来た この山に
  雪と思い出 つれて来た
  すずらんのような 雪だけど
  わたしは嫌い
   たったひとりの 兄さんに
  さよなら言わせた 雪だから
   雪だから
  
2.山を愛した 兄さんは
  山は命と 言っていた
  めざすヒュッテの 灯を遠く
  想いをはせて
   夜の吹雪に 兄さんが
  谷間の底に うもれた日
   うもれた日
  
3.冬は嫌いと 言ってても
  雪をいつでも 待っていた
  悲しく冷めたい 雪だけど
  わたしはいつも 優しかった
   あの頃の
  面影うかぶ 雪だから
   雪だから
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪56≫ なため
(明治大学山岳部部歌)
   作詞・作曲/小林碧
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1.森深く迷いたどれば
   古きなためはみちびきぬ
  人の心のしみじみと
   なつかしうれし木暗き径に
  
2.岨茨(そばいばら)いかにありとも
   努め拓きてともどもに
  愛のしるべを刻みつつ
   仰ぎてゆかん真白き峰を
  
=================================    →歌リストへ戻る
≪57≫ 剣の歌
(早稲田大学山岳部部歌)
   作詞・作曲/不詳
=================================
  
1.夢に描いた剣の山によ
  意気と力でね
   ぶち当たる(ヨカネ)
  
2.剣見るなら
   赤谷(あかたん)尾根でよ
  大窓小窓にね 三ノ窓
  
3.窓に数々窓は あれどよ
  剣の大窓ね 日本一
  
4.ブナでドンとうつ雪崩の音はよ
  ごついおいらのね 度胸だめし
  
5.窓をあければ富山の町がよ
  暗い夜空にね 薄明り
  
6.ザイル結んで氷の尾根でよ
  仰ぐ剣のね 薄化粧(けはい)
 
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≪58≫ 山への遺書
   作詞/吉野満彦
   作曲/戸田冶法
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  昭和23年12月21日 吹雪
  
  私と八巻は“赤岳”の頂上で
   感激の握手を交していた。
  この輝く純白のいただき!!
   この一瞬に賭けて来た。
  ふたりは猛吹雪の中を長い間、
   灰色の空を見つめていた。
  しかし、これが彼のほヽえんだ顔!!
  そLてあたゝかい手を握った
   最後になろうとは!!
  
  12月23日 くもりのち強風
  
  あれから2日目、私と八巻は
  深い雪の中で死んだように
   横たわっていた。
  思いもかけなかった。となりで
  八巻は雪をむさぼるように
  食べている。私は残りの米3合を
  炊こうとしたが……
  そうだ!!マッチがない。
  昨夜八巻が二箱のマッチを
  全部使ってしまったのだ!!。
  なぜ迷ってしまったのか?
  なぜあの時、引き返そうと
  しなかったのか?
  山よ、教えてくれ!!
  おれ達のあやまちを!!
  
  吉野起きろよ、俺が死んだら
  右室に引きかえすんだ!!
  いーか?吉野、立てよ、
   吉野、吉野……
  
  私は八巻の声で自を覚した。
  朝5時、今のは夢だったのか?
  ……。
  八巻はすでに動かなくなっていた。
  紫色になった彼の顔!!
  両足は膝まで青くふくれて、登山靴
  だけがいまにもぬげそうに彼の足に
  凍りついていた。
  ……八巻!!よく最後まで闘って
  くれた。おれも……おれも……
  すぐ行くからな!!
  
  ふところから出した万年筆の
  インクは、不思議に凍って
  いなかった。
  この遺書は父母に宛てたものでも
  なく兄弟に宛てたものでもない。
  ”私が一番愛する山に捧げる”
  「山よ、愛する山よ、
   私は君を恨まない。」
  その道は灰色で苦しいけど……
  ホラ、どこからか山靴の音が
   聞えてくる!!
  まるで子守唄のように……。
  
  誰かが言っていた
  きっとその青い空に指をだせば
  指先は青く 染まるだろう
  あなたの白いシャツだって
  きっと青く染まるでしょう
  君はもういない
  
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≪59≫ ガチャガチャバンド
   作詞・作曲/不詳
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1.さあ みんな みんな集まれ
  ガチヤガチヤバンドだ
  はじめは手ならし 調子あわせて
  さあ準備 準備 まだまだ
  ちょっと待ってよ
  とてもそんな早くはできやしない
  ベボー バベブボーバベビベブー
  ベボー バベブボーパベバベブー
  
2.さあ みんな いいか
  準備ができたら勢ぞろいして
  はじめは手ならし 調子あわせて
  さあ お互い聞きあって
  指揮をみて
  まあ なんとかかんとか歌になる
  ベボー バベブボーバベビベプー
  ベボー バベプボーバベバベブー
  
  バベビボー バベビブボ
  バベビバベビブ
  バベビボー バベビプポ
  バベバベバベ ビボ ブボブ
  
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≪60≫ 山の夜ばなし
   作詞/小野慶子
   作曲/早乙女碧
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1.ひとりぼっちの 山小屋ぐらし
  なれておぼえた 茶碗酒
  胸をじんじん ゆするのは
  遠い昔の 恋の傷
  いヽや冷たい すきま風
  
2.わらじ編む手も こごえるような
  ずんと冷えこむ 寒い夜
  雨戸トントン たたくのは
  道に迷った 旅びとか
  いヽやむじなの いたずらさ
  
3.街の未練を いろりにくべりゃ
  煙が目に滲む 髭っ面
  窓にゆらゆら ゆれるのは
  外で泣いてる 雪おんな
  いヽやランプの ゆれる影
  
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≪61≫ 山の友よ
   作詞/関根則夫
   作曲/早乙女碧
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1.空たかく 流れる雲に
  若者は 望みをたくし
  呼びかける 手をふりながら
  あゝ山の友よ
  いのち燃やせ 山の友よ
  あの屋根に
  
2.さわやかな 緑の風に
  岩かげの リンドウゆれて
  ひとときの 心をいやす
  あヽ山の友よ
  いのち燃やせ 山の友よ
  あの尾根に
  
3.山の夜は 静かにふけて
  白樺の 梢のはしに
  オリオンの 青いかがやき
  あヽ山の友よ
  いのち燃やせ 山の友よ
  あの尾根に
  
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≪62≫ 穂高に叫ぶ
   作詞/猪又 良
   作曲/上村晴男
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1.おれの呼ぶ声聞こえるか
  穂高よ 穂高よ
  初恋をちぎり飛ばした白樺の
  風よ心が あるんなら
  愛のこだまを
   返しておくれこの胸に
  
2.生きているのか いないのか
  穂高よ 穂高よ
  思い出がこがれ流れる梓川
  化粧柳は芽吹いても
  おれをみつめて
   微笑む顔も影もない、
  
3.涙踏みしめ 逢いに来た
  穂高よ 穂高よ
  よみがえる
   熱いくちづけ山小舎の
  雪をくだいて 噛みしめて
  仰ぐ大空きらめき揺れる一つ星
  
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≪63≫ 秋山のうた
   作詞/たかきかすお
   作曲/吉田昌史
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1.泣きに来ました 口坂本へ
  辿る山道 石仏
  忘れられずに 君の名呼べば
  繁み飛び立つ 山の鳥
  
2.登りつめれば 大日峠
  秋の気配は 増すばかり
  こころ細さよ ザックの重さ
  恋の思いも 増すばかり
  
3※一人たずねる 勘行牧場
  ここの眺めの なつかしさ
  南アルプス 山また山を
  見れば迷いも 晴れてくる
  
4.山の彼方の 夕焼は遠い
  人の旅路は なお遠い
  泣きに来たのに 泣かずに帰る
  井川集落 三度し船
  
 ※3番は歌われていません
 
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≪64≫ 烽火(のろし)をあげて
   作詞/水篠だい
   作曲/黒木惇而
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1.蜂火をあげて 合図をしよう
  これからキャンプの 始まりだ
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  飯盒たたき 口笛ふけば
  小鳥も一緒に とびまわる
  
2.烽火は高く 夜空を燃やす
  肩くみながら 輪になろう
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  あの娘の瞳 輝く星か
  今夜は踊って 一人じめ
  
3.烽火にたくす 青春の夢
  尾根まで届け この想い
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  ホッホッホッホッ ヤッホッホー
  見知らぬ奴と 仲間になれる
  キャンプはみんなの かけ橋だ
  
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≪65≫ ユキコの灯
   作詞/横井弘
   作曲/岩代浩一
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   遠く時がすぎてゆく
   山々も秋によばれ
   そして去っていった
   あとに冬がいた
   そこにいたのは誰だろうか
           (川口邦雄)
  
1.白銀けむる アルプスの
  小屋にやさしい
   少女(むすめ)ひとり
   その名は ユキコ
   ともす灯に
   夢もゆれるよ
   夜空遠く
  
2.いとしい人の 眠る谷
  泣かずまもって 生きる花か
   その名は ユキコ
   ともす灯に
   夢もゆれるよ
   夜空遠く
  
3.雪崩をきいて 眼を閉じて
  山の倖せ 祈る少女
   その名は ユキコ
   ともす灯に
   夢もゆれるよ
   夜空遠く
  
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≪66≫ ワンダーホーゲル讃歌
   作詞/東條寿三郎
   作曲/吉岡昌史
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1.山の彼方に 倖せもとめ
  春夏秋冬 尾根みちを行く
  ワンダーホーゲル 青空なかま
  
2.早く逢いたい あの嶺遠く
  胸に浮かぶは エーデルワイス
  ワンダーホーゲル 歩みに歩む
  なにはなくとも ファイトが自慢
  こゝろ晴ればれ 人生楽し
  ワンダーホーゲル 元気でいこう
  
3.雨が降ったら 濡れればいいさ
  苦しかったら 唄えばいいさ
  ワンダーホーゲル 旅行くわれら
  
4.むこう通るは メッチンパーティ
  「婿においで」とコールがかかる
  ワンダーホーゲル 足どりはづむ
  
5.星の広場で 焚火をかこみ
  唄を廻そう 夜の明けるまで
  ワンダーホーゲル 明日はどこか
  
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≪67≫ 夏山恋歌
   作詞/二村一平
   作曲/丸茂圭太
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1.流れる雲は 石楠花か
  頬吹く風は 銀の笛
  君登らずや 北穂高
  すべての峯に 想いあり
  
2.夏山恋うる つぶやきを
  夕餉のあとに 母問いぬ
  憂いを断てず 夜を寝ず
  指先きたどる 古き地図
  
3.許しを得れば 霧深き
  ケルンに恋の 石積まん
  君語らずや 旅ごころ
  雷鳥ひそむ 岳の辺に
  
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≪68≫ 冬山に眠るあいつ
   作詞/森川 宣
   補作詞・作曲/吉田昌史
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    ほだ火よもえろ
   ほだ火よもえろ
   悲しみも楽しみも
   静かにもえろ
   わが友 ほだ火
   語ろう お前の炎
   消ゆるまで
           (吉野満彦)
  
1.雪が降っている 静かな山に
  あいつと別れた 悲しい心に
  いつの日か又 逢いに来る日迄
  さようなら穂高よ
   さようならあいつ
  
2.星が流れたよ 北穂のかなた
  望みが消えたよ 悲しい運命よ
  いつの日か又 逢いに来る日迄
  さようなら穂高よ
   さようならあいつ
  
   谷間に風の吹き下す頃には
   死にたえた者達の
   遺言が聞こえる
   このぼうばくとした
   渓谷の中の
   月の階投に足をかけて登る
            (青柳健)
  
3.山が泣いている 吹雪の夜よ
  切ない心に あふれる涙よ
  いつの日か又 逢いに来る日迄
  さようなら穂高よ
   さようならあいつ
  
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≪69≫ 山こそ我が母
   作詞/若山かほる
   作曲/岡田佳久
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    太陽がさんさんと
     輝く山であった
    草花がぎらぎらと
     明るく映えていた
    花の匂い 土肌の匂い
     岩の匂い
    そして仲間たちの
     叫ぶ声があった
           (青柳健)
  
1.登らせてくれる 山があるなら
  ぼくはいつでも 山に登ろう
  山に抱かれる あの感触は
  母に抱かれる 幼子のよう
  自然に さからわず
  自然を たいせつに
  
2.登らせてくれる 山にむかいて
  ぼくは祈ろう 山のしあわせ
  ザレやゴーロは ひとのためにも
  ましてケルンに 感謝をこめて
  たどれば いただきに
  たどれば 青い空
  
3.登らせてくれた 山に祈れば
  しずむ夕陽に 山はかがやく
  肩でしずかにキャンプを張れば
  またの会う日を待ってるような
  きれいな 雲模様
  きれいな 風の歌
  

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