17.8.16増設

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立山・五色が原・花の山旅
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  • 日 程  2017年7月28日(金)〜31日(月)
  • メンバー 2名
  • 行 程
    • 28日(金)自宅5:30-7:28駒ヶ岳SA−9:45扇沢−10:00〜黒部ダム〜11:30室堂12:15−13:20一の越(泊)
    • 29日(土)6:35−7:15竜王岳−雪渓−8:25鬼岳−雪渓−10:35ザラ峠−11:40五色ヶ原山荘(泊)
    • 30日(日)5:35-9:00平の小屋9:30-14:00ロッジ黒四−14:20黒四ダム15:35−扇沢−大町温泉郷(泊)
    • 31日(月)−塩の博物館−大町山岳博物館=(帰路)

今年の夏山は、高山植物で人気の立山・五色が原とした。
10数年前に一度行っているが、思い出深いところだった。
狙い目は梅雨明け早々である。

しかし不順な天気が続き、梅雨は思った通りにあがらない。
直前まで迷っていたが、仕方ないので予定を1週間延ばして行くことにした。

室堂は観光客がいっぱい

一の越に着いた

結構雪が多い
五色が原山荘に電話すると、雪渓があるのでアイゼンを持って来いと言う。
今年は、どの山域も雪が多いと聞いていたが、本当にこのルートでアイゼンが必要なのか。
迷ったが、(中高年の無謀登山と言われないように)一応指示通り、持っていくこととした。

一の越山荘前で

雷鳥の親子がいた

佐々成政のザラ峠
(28日)自宅を朝早く出発。
夏休みに入って混んでいるかと心配したが、比較的スムーズに室堂まで行くことができた。
雨が降りそうな天候で、観光客は少なめだった。
しかし、外国人観光客は多い。中国語などが飛び交っている。
少し休憩して、一の越へ登る。

途中、アメリカ人の若い女性と抜きつ抜かれつ登る。
日本に留学して1年、富山に住んでいるのだそうだ。どおりで日本語が堪能だ。

一の越では、小学生の団体が大勢立山から降りてきたところだった。
立山は、雨模様で厚い雲に覆われている。
これでは登っても仕方ないと、早々に諦め、小屋でのんびり過ごすこととした。
(お得意の「引き返す勇気」である)

五色が原山荘前

五色が原の朝

結構雪が多い
(29日)今日は、残念ながら雨模様だ。
身支度を整えて、早々に出発する。
残念ながら展望はあまりきかない。

龍王岳を過ぎたあたりで、雷鳥に遭遇。3羽の子供を連れている。
高山植物もちらほらと見えてきた。
行程中、図鑑にするほど花の写真を撮った。あとでまとめて掲載する。

槍・穂高遠望

平の小屋の前で

黒四ダムへの道
前回来た時には、五色が原までは簡単に行けたイメージがあったが、
天候が悪いせいもあるが、結構時間がかかった。

途中、3か所ほどの大きな雪渓を渡る。
2番目の雪渓は、下りの斜度があり若干緊張するが、
雪は柔らかくなっておりアイゼンなくとも十分歩ける状態だった。

ほかの登山者も、ほとんどアイゼンなしで通過している様子だ。
しかし、せっかくアイゼンを持ってきたので、付けて渡ることとした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜五色が原で出会った高山植物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

イワギキョウ

イワツメクサ

ミヤマキンポウゲ

ミヤマアキノキリンソウ

ハクサンイチゲ
戦国武将、佐々成政が冬に越えたという、有名なザラ峠に着いた。
あの当時の装備で、本当に冬に越えられたのかと思う。

12時前に、五色が原到着。
以前は小屋が2軒あったが、今は五色が原山荘だけだ。
小屋にザックを置いて、周辺を散策し高山植物を堪能する。
クロユリやチングルマ、ハクサンイチゲの群落が続いている。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜五色が原で出会った高山植物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハクサンシャクナゲ

ミヤマキンバイ

ミヤマダイモンジソウ

ミヤマダイコンソウ

オンタデ
(30日)天気は回復。
槍、穂高方面が、今日は綺麗に見えている。
本当は薬師方面へ縦走したいところだが、
車で来ているので黒部湖方面へ降りなければならない。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜五色が原で出会った高山植物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ハクサンフウロ

ハクサンシャジン

ウサギギク

トウヤクリンドウ

メタカラコウ
急激に高度を下げ、3時間あまりで平の小屋。
この小屋のまわりには、紫のシナノ撫子が沢山咲いていた。
少し休憩のあと、黒四ダムへ向かう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜五色が原で出会った高山植物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

イワイチョウ

ゴゼンタチバナ

ツマトリソウ

マイヅルソウ

コイワカガミ
ここからは、黒部湖を半周するルートだが、少々閉口するところだ。
展望はあまりよくない上に、梯子のアップダウンも結構あり、川を何度も渡る。
しかも、大水で流されたらしくて、仮橋のような橋がいくつも付け替えられている。

やっとのことで、黒四ダムへ戻ってきた。
天候には恵まれなかったが、高山植物を堪能した山行だった。
扇沢へ置いた車を回収、大町温泉郷にもう1泊してから帰ることとした。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜五色が原で出会った高山植物〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

チングルマ

チングルマ(毛)

クロユリ

ベニバナイチゴ

エゾシオガマ

ハナニガナ

ツガザクラ

アカモノ

クガイソウ

ヒヨドリバナ

エンレイソウ実

ギンリョウソウ

シナノナデシコ

サンカヨウ実

ミヤマイラクサ
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