14.9.16増設

〜〜花の百名山〜〜
東北岩手 栗駒山 (1627m) を登る



岩手・栗駒山(1627m)
日 程
  2014年9月10日(水)〜9月12日(金)
メンバー
  2名
行 程
  • 10日(水) 自宅=東京=一関=(レンタカー)=須川高原温泉(泊)

  • 11日(木) 須川高原温泉7:40−7:55名残ヶ原−8:50昭和湖−9:35分岐点−天狗岩−10:05山頂10:30−11:15産沼−12:15苔花台−12:50須川高原温泉=毛越寺=一関(泊)

  • 12日(金) 一関=平泉観光=一関=(帰路)

百名山は、特に中高年に人気がある。
普通、百名山と言うと作家・深田久弥が、1964年に新潮社から出版した『日本百名山』のことを言う。
ほかには、1980年に作家・田中澄江が、『花の百名山』を発表している。(1995年には『新・花の百名山』が出ている)
「百名山」としてリストアップされていると、登る山選定の判断材料としては参考になる。

尾瀬を思わせる名残ヶ原の木道

少し紅葉が始まってきた山頂

山頂付近の奇岩、天狗岩
しかし、いずれも登山経験豊富な作家が出版したものであるが、個人的に選んだものであり、公式な選考の結果ではない。
このため今から考えると、なぜ百名山に数えられているのか疑問に思う山や、すでに開発が進んでしまっている山などが、特に深田百名山にいくつかある。

また、『深田百名山』と『花の百名山』は、ほとんど同じだが、いくつかは作者の考え方の違いが表れている。
そのひとつ、今回登った栗駒山は『深田百名山』には掲載されてないが、『花の百名山』に掲載されている山である。

アキノキリンソウは一杯あった

可憐なイワイチョウ

清楚なウメバチソウ
栗駒山は、岩手、宮城、秋田の県境にある山であるが、今回は岩手県側から須川コースを登り、産沼を経由して下りるコースを選んだ。
3時間ほどで登れる山だが、高山植物で特に人気の山である。
ウィークデーのため登山者は少なかったがこの日も京都から来た人や、千葉から来た人などと出合った。

夏と秋の端境期で、花は少ない時期だと思うが、それでも登り口から頂上近くまで、オヤマリンドウやアキノキリンソウなどの群生が続いていた。
特に名残ヶ原では、ミツガシワ、バイカソウ、オヤマリンドウ、シラタマなどが一杯咲いていた。

紅葉の時期には少し早かったが、山頂近くでは紅葉が始まりかけていた。
1944年の噴火で出来たという昭和湖もコバルトブルーで綺麗だった。さすが人気の山である。

オヤマリンドウはまだ蕾だが群生していた

早くも紅葉してきているカエデ

ヤブデマリ、藪手毬と書くそうだ
宿泊した須川高原温泉は、湯量がすごく多く、かなりの湯量を側溝に流していた。また登山道途中にも大量に湯気が出ている場所があった。
この温泉は、従業員がすごく若く、対応は大変良かった。長期滞在している客もいた。
しかしここは2008年の、岩手・宮城内陸地震で壊滅的な被害があった所とのこと。よく復興したものと思った。

シラネニンジンも沢山あった

ゴマナ、元気良く咲いていた

シラタマ、目立たないがしっかりと

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