前から一度泊まりたいと思っていた、八ヶ岳・夏山峠のやまびこ荘へ行ってきました。何度も立ち寄っているのに泊まるのは初めてです。
本沢温泉のご主人などから、モモンガの話を聞いていて、ぜひともモモンガに会いたいと思っていましたが、やっと実現できました。
本沢温泉のご主人ほかの皆さんと |
夏沢峠に立つやまびこ荘と夏沢ヒュッテ |
やまびこ荘へ餌を食べにきた本土リス |
22日金曜日、会社を終えて自宅に取って返し、車に荷物を積み込んで夜7時半出発。順調に進んで10時過ぎ諏訪湖サービスエリア到着。いつものようにここが今夜の宿です。
ここはコンビニがあって夜明かしするドライバーには大変便利です。相変わらずトラックやマイカーでの泊り組がたくさんいます。シュラフにくるまって熟睡。23日土曜日、6時起床、食事・洗顔の後7時車を走らせます。前日に電話したところでは稲子湯からの道が通行止めになっているそうで、ゴルフ場の方を相当迂回することになりました。
モモンガにみんなカメラを構える |
はにかむモモンガ |
モモンガが顔を出す |
9時ゲート到着。身支度を整えて、グッと秋めいた八ヶ岳の森を歩き始めます。およそ1時間で本沢温泉着。近いものですね。ここでは少し休憩してすぐに夏沢峠を登ろうと思っていたのですが、懐かしいご主人や娘さん夫婦、従業員の方々に歓待していただき、ついつい長居してしまいました。
蒔き割など貴重な作業時間を邪魔してしまい申し訳ありませんでした。
2本もビールを飲んだ後の夏沢峠の登りは少々つらかったです。夏沢峠・やまびこ荘では、夏山を思わせるような暖かい天気。居合わせた登山者は硫黄岳などへ登っていきます。でもこちらはどこにも行かずにのんびりした時間を過ごしました。
やまびこ荘は、発電機を使わずランプの小屋です。本沢温泉のご主人の息子さんが一人で小屋番をしていました。
この日の泊り客は全部で7人。小屋番も大変気さくで、ここでも泊り客全員を巻き込んで、夜遅くまで宴会モードとなりました。
小屋番の「オレは峠の親父になる」との言葉が印象的でした。
今時の山小屋には珍しく、ランプと薪ストーブを囲んでの、和気あいあいの一夜でした。
薪ストーブを囲んで遅くまで宴会 |
西天狗からみる赤岳方向 |
遠くに北アルプス・槍ヶ岳・穂高が見える |
肝心のモモンガですが、いつもは夜6時半ころから活動しだすのだそうですが、この日は夜9時ごろ少し顔を出してすぐにいなくなりました。でもなんとか写真は撮ることができました。残念ながらヤマネはまったく姿が見えませんでした。翌日は、抜けるような真っ青な空のもと根石岳方面へ縦走、東天狗・西天狗へ登り、南・北アルプスから浅間山方向まで、八ヶ岳随一の展望を楽しみました。
今年一番の天候と抜群の展望に、「帰りたくないよー」と叫びながら山を下ってきました。
帰りは稲子湯の代わりに、灯明の湯に入ってさっぱりして帰ります。でも一人800円はちょっと高かった。