<元気な大学生4人組と>(クリックすると拡大します)
- 日 程 2003年8月15日(金)〜17日(日)
- メンバー 2名
- 行 程
- 15日(金)名古屋−長谷村戸台口(仮眠)
- 16日(土)−北沢峠−双児山−駒津峰−甲斐駒−駒津峰−仙水峠−仙水小屋−北沢長衛小屋(泊)
- 17日(日)−長谷村戸台口−(帰路)
今回は事務局長が直前で参加できなくなったため同居人と二人で出かけることとした。
今年の夏は、夏らしい天気がほとんど無い。
日曜日から天気が回復するとの予報を信じ会社から急いで帰って、荷物を積み込み車を走らす。
今朝からの雨はやんだと思ったが相変わらずぽつぽつあたっている。
<石楠花が所々で咲いていた>伊那ICを降りて高遠を通過、長谷村の戸台へと夜の道を走る。
152号線から左折して戸台へ向かうところで道が別れている。直進仙流荘との看板あり。そのままいくと仙流荘の敷地へ入ってしまうのかと思って左の道を昇っていく。後から考えれはそのまま仙流荘へ向いて走ればよかった。バス乗り場は仙流荘の隣だった。真っ暗な道で大変遠回りをしてしまった。21時駐車場、すでに30台くらいが止まっている。立派なトイレもあるし10人くらいが寝られる仮眠場所もある。
少しアルコールを入れて熟睡。<ミヤマシャジン>
5時起床。天気はすっきりしない。
始発バスは6時半だが登る人が多いので6時頃からどんどん臨時バスを運行するという。
早く並んだので2台目のバスに乗ることができた。
ふもとはガスっていたが鋸岳が見える頃には青空が見えてきた。今日は期待できそうだ。
バスの運転手はなかなか親切に案内をしてくれる。
約1時間で北沢峠、早いものだ。「20年前には開発か自然保護かで大いにもめた南アルプススーパー林道だが、今や利用しているのは、あの頃自然保護を訴えていた山ヤばかりだ。」などという矛盾には眼をつむり、文明の利器はありがたく利用させて頂く。最も20年前と登山愛好者の層は大きく変わっているが・・・・・
<甲斐駒遠望>北沢峠には大勢のツアー客がいた。こんな団体と一緒になったら大変だとすぐに出発することとした。おかげで登山届を出してくるのを忘れた。(ゴメンナサイ)
1時間半で双児山。後ろに仙丈が大きく見えている。途中愛知県からきたという大学生4人組と一緒になった。
楽しい連中だ。抜きつ抜かれるしていると、こちらのことを俺たちのライバルだと言う。光栄である。1時間で駒津峰。前方に甲斐駒の真っ白い姿がすごくきれいに見える。
ここからは岩場である。六方石から直登ルートをとることとした。
岩はしっかりしているので初級の岩登りであるが岩が大きく、背の低い同行者にはちょっと足が上がらず苦労したようだ。<甲斐駒頂上の社>
結局このルートで先ほどの大学生4人組には30分の差をつけられてしまった。
さすがに元気なやつらだ。
その一人が携帯電話で友人に「もう途中でやめようかと思ったが登ってよかった」と話しているのが聞こえてきた。夏休みの良い思い出としてほしい。彼らは日帰りだと言うので早々に下っていった。
我々は北沢峠泊まりなのでゆっくりのんびり下ることとする。
<高嶺苦菜>帰りは巻き道を下るがいくつか道ができていてとてもわかりづらい。
摩利支天への道を見逃して下ってしまった。標識は無かったようだ。駒津峰から仙水峠を経由して仙水小屋へ。
ここの小屋は食事などが良くて人気があり泊まりたかったが事前に電話したら30人の定員が一杯だと断られたところである。最近の山小屋も変わったものだ。
仙水小屋へ着くと立入禁止のロープが張ってあって、リュックを降ろして休憩したかったが座る場所もない。登山道から一歩も小屋の敷地へ入れないのである。
登山者の質が変わっているからいろいろな経営方針の小屋があっても良いのかもしれないが、国立公園の敷地を使っているにもかかわらず、立入禁止のロープとは・・・・
甲斐駒の素晴らしい光景の後だけに少々やりきれない思いを残して早々に北沢長衛小屋へ。<ミヤマコゴメグサ>
ここも混んでいるのかと心配したら60人の定員に泊まり客は我々を入れて6名。なんか拍子抜けする。
そのかわりテント場には40張り位のテントがあった。
お盆の時期にこんなに広々とした小屋泊まりができるとは・・・・・
早速ビールと残ってるウィスキーで乾杯。消灯は7時、早々に就寝。
<ハクサンオミナエシ>夜半から大雨。朝5時頃起床するも雨は相変わらずしとしと。
今日はのんびりと仙丈を登って馬の背ヒュッテでもう一泊する予定だったがしばし思案。
小屋番のお兄さんに聞くと、今日は全国的に雨、明日も雨、と冷たいお言葉。
迷ったがここは探足会、またまた「引き返す勇気」の出番である。
仙丈はすっぱり諦めて下山して温泉に方向転換することとした。
仙丈で花の写真が撮れなかったのが残念である。次回に期待しよう。バスの運転手に聞くと、日帰り温泉は仙流荘のほか、高遠、伊那といくつかあるようだ。
高遠に行ってから、地元のお年寄り話では、このあたりの日帰り温泉の中で高遠さくらの湯が一番湯質が良いとのこと。事実ぬるぬるの湯で肌はすべすべになった。(一人500円営業時間10時〜21時)
トップページへ戻る