良き自然に良き仲間良き山小屋に
<10周年記念植樹>
直前の天気予報が見事に裏切られ、今回は残念ながら2日間とも雨。
でも、奈良県側からも三重県側からも楽しい仲間が集まった。
その数およそ40名。
<植樹の後の記念撮影>クリックで拡大します今年は、現在のオーナー塩崎さんが粟谷小屋を引き継いでからちょうど10年目。営林署の宿舎だった粟谷小屋も、今では水力発電や合併浄化槽も備えた立派な小屋になった。
今回はその10周年のお祝いを兼ねた集いでもある。
3年間のフィリピン勤務を終えたIさん、グルッペ創立メンバーのKさんも千葉から駆けつけてくれた。<新装なった談話室>
雨の中を小屋の裏手に山桜を3本みんなで記念植樹。
樹の周りで、塩崎さんを囲んでみんなで記念撮影。続いて夕方からあの広い食堂での恒例の懇親会。
久しぶりに会った仲間や新しく参加した仲間の団欒が続く。
相変わらずの蛮声の山の歌に大台の鹿もちょっと迷惑顔かも。
<恒例の懇親会>翌日も朝から雨、雨だから止めようと誰かが言う声を期待しつつも出発の準備。(誰か引き返す勇気のある人はいないのか)。直接日出ガ岳を目指すグループ、近場を散策するグループ、嘉茂助谷近くを桃の木小屋まで下って、大杉谷を登り返すグループに分かれて出発。
<相変わらずの探足会>
私達は大杉谷のグループに参加した。
桃の木小屋へは、小屋への荷物運搬ルートを急降下する。
一応登山道との標識はあり、地図にも細い点線で表示はあるが、あまり人の通らないところである。
<大杉谷を登る>石楠花が少し咲いていたがつぼみはあまり見当たらない。
今年の石楠花は不作のようだ。2時間半かけて桃の木小屋。雨のため予定より時間がかかった。
記念写真を撮って、少し休憩してすぐに大杉谷を登る。<隠滝吊り橋>
濡れた岩で足元は少々不安定だが、ずぶぬれになりながらも滝を見ながら快調に(と本人は思っている)登る。有数の多雨地帯である大台には雨が付き物である。
雨があってこその大台だ。雨が無くてなんで大台なんだ。
雨の無い大杉谷なんて気の抜けたビールのようなもの。
雨もまた良し大杉谷の春である。(多少のやけくそ)七ツ釜滝、光滝、隠滝、堂倉滝と雨で増水した大杉谷の滝は一層見事である。
光滝あたりで散策組と合流。お互い雨でぐしょぐしょ。
<堂倉滝吊り橋>クリックで拡大します堂倉滝からの最後のひと登りの後、昼過ぎ粟谷小屋着。
冷えた体を小屋の風呂で暖める。小屋の奥さんの心づくしのカレーと素麺、ぜんざいも用意してくれてある。
カレーをたっぷり食べた後、冷えた素麺の口当たりが良い。
しっかり食べて満腹、満腹。
(教訓、山はダイエットにならない。いつも山から帰ると体重が増えている)次回の例会は10月、楽しみである。