今回は職場の山仲間CMCのメンバーとの山行である。
御嶽山のピークを踏むだけなら日帰りでも可能であるが、でもそれではあんまり面白くない。3000m峰が初めての者もいることだし、やっぱり御嶽山をじっくり味わいたい、と言うことで黒沢口から登り、頂上で一泊、濁河温泉へ下ってもう一泊という少々のんびりしたルートを取ることとした。
- 日程 2001.8.18〜20
- 人数 7名
- 行程
- 18日 御岳ロープウェイ−飯森駅−行場山荘−女人堂−覚明堂−剣が峰−二ノ池小屋
- 19日 二ノ池小屋−サイノ河原−摩利支天−飛騨頂上五ノ池小屋−継子岳−濁河温泉
- 20日 濁河温泉−下呂
<8月18日> 中央線木曽福島駅からバスで1時間少し御岳ロープウェイ乗り場。バスも7〜8割りの乗車、ロープウェイも夏休みにしてはほとんど混んでいない。すぐ乗ることができた。 10時、終点飯森駅から歩き始める。すぐに7合目行場山荘。子ども連れ、カップル、白装束の人など、いろいろな人が歩いている。ただひたすら登る。 1時間少しで8合目女人堂。ここまでくるとほぼ森林限界を抜けて開けている。トイレ使用料100円、料金取るだけあってかなりきれいに整備されている。 台風が近づいていることもあってここまで来たらガスってきた。もう少し展望を期待していたが残念。少し昇ったところで昼食。溶岩大地で地面がかなり暖かい。左後方に田の原登山口から良く見える。登り口の標高としてはあちらの方がやっぱりかなり高そうだ。 さらに急坂をひたすら登る。ちょっとアゴが出そうになったところで石室山荘。登山道はこの小屋の中を通過するように作られている。営業政策上考えたものだ。風呂もあるとの事。ここで暖かいココアを注文してしばし休憩。ここから少し登ると9合目覚明堂。ここまで来るとほとんど頂上、あと少しで剣が峰。
今回は継母岳まで足を伸ばそうと考えている。各種のガイドブックによると、継母岳は登山禁止ではないが立ち入らないほうが良いと書いてある。現在最新の2万5千図も、昭和54年の噴火後の地形の変化は反映されていない様だ。
御嶽頂上山荘で宿泊申し込む。今日はかなり一杯らしいがなんとか泊まれるらしい。
継母岳の様子を聞くと、行けない、前に行ったがもう行きたくない、道はないとの事。
<<後日談>>この時のメンバーの1人が、このすぐ後、2001年9月1日〜2日、石室山荘に奥さんをおいて再度継母岳に挑戦、幸いこの時だけはガスもわずかに晴れて、岩と這い松ばかりの道を頂上まで行く事に成功。ガスっていれば迷いやすいが、古いペンキの跡もわずかに残っていて小屋の主人の言うほどではないとのこと。探足会チーフリーダもあの時登らなかった事を若干後悔。
<8月19日>
摩利支天分岐にザックをデポして摩利支天へ向かう。
摩利支天から戻って飛騨頂上に向かう。 少し休憩して継子岳へと向かう。駒草が群生している。岩桔梗、チングルマも多い。剣が峰あたりと違って、山が古く人が少ない分だけ自然が多く残っているようだ。
継子岳には小型の原爆ドームのような社がある。 継子岳から四ノ池を回って帰ろうかと思ったが通れないとの新しい標識がある。昭文社のエリアマップにはきちっとしたルートが書いてあるのから通れないことはないだろうと思ったが五の池小屋へ引き返す。 五の池小屋で少し休憩。10時15分、まだちょっと早いがのんびり濁河温泉方面へ下ることとする。 |