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世界遺産・白神山地・天狗岳

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白神の 霊気に勝る 酒の宴
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世界遺産・白神山地をめぐる山行報告
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日 程
  2007年6月28日(木)〜7月2日(月)
メンバー
  13名
行 程
  • 28日(木)青森空港(メンバー合流)−三内丸山遺跡−不老ふ死温泉−十二湖リフレッシュ村(泊)
  • 29日(金)−鶏頭場の池登山口−崩山−大峰岳(1020m)−白神岳(1243m)−黒崎登山口−十二湖(泊)
  • 30日(土)−天狗峠−天狗岳(957m)−津軽峠−アクアグリーンビレッジANMON(泊)
  • 1日(日)−津軽峠−岩木山展望所−高倉森−展望台−ANMON−暗門の滝−ブナ林−ANMON−弘前−湯ノ沢温泉(泊)
  • 2日(月)−藤里黒沢林道−藤里駒ケ岳(1158m)−田代台湿原−登山口−秋田空港(帰路)
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 いつもの気の置けない連中が、全国各地から青森空港に集まった
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(28日)恒例の山旅、今年は世界遺産の森・白神山地である。
久しぶりの再会であるが、山仲間であるので昨日も会ってたように感じられる。

早速レンタカーに分乗して、まずは三内丸山遺跡に立ち寄って101号線を鯵ヶ沢へ向けて走る。
鯵ヶ沢では「海の駅」でちゃんぽんメンと名物イカ焼きで昼飯。
ここは新鮮な魚が物凄く安い。
帰り道なら買って帰るのだがと思ったが、天然のホヤがあったので酒の肴に買ってクーラーボックスにしまう。

これまた観光名物の黄金崎・不老ふ死温泉に立ち寄る。
テレビでよく紹介される海の波打ち際にある露天風呂である。テレビのイメージでは、もっとひなびたな温泉かと思っていたが、結構大きなホテルが建っていて宿泊客も随分いるようだ。
しかも、露天風呂は拡張するのか重機が入って工事中である。
残念ながら、今年の4月から日帰り客は夕方6時までとなっていて、露天風呂には入ることはできなかったので内風呂で我慢、今夜の宿泊場所十二湖リフレッシュ村へ急ぐ。
リフレッシュ村では久しぶりの再会に盛り上がる宴・・・(詳細非公開)。


工事中の黄金崎・不老ふ死温泉

分岐から白神岳への稜線

白神岳稜線のハクサンフウロ
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 半袖の 忠告思い出 白神山
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(29日)今日は白神岳へ登る。少々行程は長い。しかも雨模様である。
「引き返す勇気」を言い出す機会もなく結局6時出発。

出発してすぐに、道端にいた女性に登り口を尋ねると、

「私は白神の森のガイドです」「そのルートは普段下りに使用するところですよ」「道が崩れていて大変ですよ」
「皆さん半袖ですが、山を軽く考えていらっしゃいませんか」「これまで高い山を登った経験はありますか」
などと、我々の装備を見て親切に忠告して下さる。「このルートをデザインしたのは私です・・・」と幹事氏(`_´)。

ガイドさんの「親切な忠告」にお礼を言って、登り始める。
ついに雨は本降りとなってきた。しかし樹林帯なので風は無い。
崩山までは急登であるが、それ以降は尾根へ出て稜線を行く。
しかし雨のためまとまって休憩できずに、パーティーは3グループに分かれてしまった。このため残念ながら全員の集合写真は撮れなかった。


白神岳稜線のトラの尾とニッコウキスゲ

白神岳山頂、背景は避難小屋

白神岳稜線のハクサンチドリ
およそ5時間半で白神岳への分岐、雨は上がってきたが展望は利かない。
ここから白神岳への稜線は、びっくりするほど高山植物が豊富である。
ニッコウキスゲ、ハクサンフウロ、シラネアオイ、ハクサンチドリなどが咲き乱れている。
頂上一帯は広くて、非難小屋やトイレなどが完備している。
晴れたら気持のいいところだろうな、と思いながらも写真を撮ってすぐに引き返す。

ひたすら黒埼登山口へ向けて下る。全行程8時間40分かかった。
昨日のうちにデポしておいた車で、十二湖リフレッシュ村へ戻る。(再び宴・・・)


白神岳稜線のニッコウキスゲ

暗門の滝

田代台湿原
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 そこだけは 通らないでと レンタカー
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(30日)今日は、広西林道を天狗峠へ向かう。未舗装の峠越え道である。
レンタカー会社の係員が「そこだけは通らないで下さい」と言った道である。
どんな道かと思って走ったが、確かに未舗装で車にとってはあまり良くない環境ではあるが、特に岩がゴロゴロしている訳ではなく比較的走り易い道であった。
もっとも、故障車が1台と横転したワゴン車が1台いたが・・・。

天狗峠から天狗岳往復。標高差はあまり無いが、あまり歩かれていない道だとか、しかも昨日の雨でビショビショになった藪道で、足を取られながら進む。
途中、熊のフンらしきものを発見、若干緊張する。

今日は天気も良く、天狗岳からは昨日歩いた崩山から白神岳が良く見える。
往復3時間半で天狗峠へ戻り、すぐにANMONアクアビレッジへ。(再度宴・・・)

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 後ろ髪 引かれつ帰る 我一人
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(1日)残念ながら探足会チーフリーダは、仕事のしがらみから抜け切れずに一足先に今日帰ることになっている。12時発のバスで発つため今日は別行動である。
他のメンバーは津軽峠から高倉森へと廻ってANMONへ戻り、暗門の滝まで行ってブナ林を歩いて、その後車で大館から藤里町へ移動して1泊、翌日藤里駒ケ岳に登って、秋田空港まで車を飛ばすという強行軍である。

こちらは一人バスで弘前へ出る。
世界遺産・白神山地の霊気をたっぷり吸い込み、たっぷり宴会で吐き出した非日常の4日間が終わる。
これでやっと異次元の空間から解き放されて、真っ当な人間界への復帰が果たせると安堵・・・
しかし、後ろ髪が引かれる思いが・・・


藤里駒ケ岳からの岩木山遠望

藤里駒ケ岳山頂

白神山地入山者記録センサー
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